米政権、ガザ治安維持部隊に2億ドル超拠出へ=議会通知文書(ロイター)|dメニューニュース
8月18日、パレスチナ自治区ガザ北部のベイトラヒヤで撮影 REUTERS/Mahmoud Issa
Humeyra Pamuk[ワシントン 19日 ロイター] - トランプ米政権がパレスチナ自治区ガザの治安維持を担う平和維持部隊構想に対し2億0600万ドル超を拠出する方針を連邦議会に通知したことが分かった。ガザ地区の復興計画が停滞する中、同構想への初の大規模な資金拠出となる。ロイターが確認した7月30日付の2件の通知によると、米国務省は議会に対し、国際安定化部隊(ISF)の装備、インフラ、車両、運用費として2億ドルを提供すると伝えた。このほか、米軍の装甲車両を同部隊支援に転用するため、追加的に600万ドルを拠出する方針も示した。連邦議会の歳出委員会と外交委員会に宛てられたこれらの通知は、これまで報じられていなかった。今回の資金拠出は、平和維持部隊への具体的な米国の支出としては初めてで、計画の前進に必要な条件を巡ってイスラエルとイスラム組織ハマスの双方が難色を示す中でも、トランプ大統領のガザ計画を推し進めるという政権の決意を示すものだ。通知の1件は「ISFは治安維持活動を主導し、包括的な非武装化を支援するとともに、ガザへの人道支援物資や復興資材の安全な搬入を可能にする」としている。ただ、部隊の最終的な構成は依然として交渉中だと指摘した。政権は、部隊の運用に最終的にどの程度の資金が必要になるかは明らかにしていない。トランプ氏は、ガザでのイスラエルの戦争を終結させ、破壊された地域を再建するという野心的な計画を統括するため、「平和評議会」を設置した。同計画では、イスラエル軍撤退後の地域の治安を確保し、新たなパレスチナ警察部隊を訓練し、支援物資の搬入を支えるため、平和維持部隊をガザに展開することが想定されている。加盟国は当初、ガザ復興のために170億ドルを拠出すると表明していたが、ロイターは4月、実際に拠出された資金はごく一部にとどまると報じていた。平和評議会は現時点で受領した金額を公表していない。米国務省のピゴット報道官は電子メールの声明で「われわれは大統領の歴史的な21項目の和平計画の完全な履行に取り組んでおり、ISFはその重要な構成要素だ」とし、政権は平和評議会による「着実な前進」に勇気づけられていると述べた。
別の国務省当局者は、同省が通知を送ったことを確認した上で、今回の資金拠出は「初期段階」のものだと説明し、平和評議会の活動を引き続き支援すると述べた。