見た目は紙、中身はディスプレイの摩訶不思議スマホ

Photo: ギズモード・ジャパン

今月スペイン・バルセロナで開催されたMWC Barcelona 2025にて、ちょっと変わった見た目のスマートフォンが展示されていました。ベースは液晶ディスプレイですが、紙のようにも見える2つの顔を持つスマホです。

本体サイドに画面の表示を切り替える専用ボタンを搭載

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中国の家電メーカー TCLが展示していたのは「TCL 60 SE NXTPAPER 5G」という最新スマートフォン。最大の特徴は本体横のボタンをスライドすることでディスプレイの見た目がE Inkっぽい表示になるということ。

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これにはTCLのNXTPAPER技術が採用されており、オンにすることでブルーライトを65%カットしてくれるだけでなく見た目も紙っぽい表示になるため目に優しいディスプレイに変化します。実際に触れてみたところ、AmazonのKindleと同じで触ってて画面が動くのが不思議な感覚でした。これは見た目において非常に斬新なスマートフォンなんじゃないかと。

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また、表示モードを切り替えることでSMSと電話以外の通知はオフとなり、バッテリーは最大1週間もつという強みも。ユーザーの目に優しく、バッテリーも長持ちの「TCL 60 SE NXTPAPER 5G」の本体価格は189ユーロ(約3万円)で今月〜5月の間に発売予定とのことです。

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