何度も言うけど、帽子と日傘の良いとこ取りの「菅笠」は最高の日焼け対策だからね 【帽子の日】

毎年夏になると「暑い、暑い!」と言ってるけど、今年はまた格別に暑い! 暑すぎるんじゃないのか? 例年よりも確実に暑いよな? 気のせいじゃないよな? 絶対暑い! だってもう気温が40度を記録しているところもあるくらいだもんな!

去年一昨年も伝えたことだけど、改めて今年も言うぞ! 日焼け・暑さ対策には菅笠(すげがさ)をおすすめだ。日傘も良いんだけど、手がふさがるのはイヤだって人もいるはず。そんな人にこそ、菅笠を使って欲しい。

手があくだけでなく、帽子みたいに熱がこもらないから、マジでいいんだ。冗談で言ってるんじゃないぞ、本気だ。菅笠を使ってみてくれ! 今日は帽子の日(8月10日)だけど、菅笠の魅力を語っちゃうぞ!

・今年も笠の出番

私(佐藤)が最初に菅笠(三度笠)を使ってみたのは、2023年のことだ。当時、Twitter(現:X)で三度笠が日除けに良いと話題になり、その使用感をたしかめるために購入したのである。

その三度笠は、100万円の古民家の備品になったために、昨年改めて菅笠を購入。以降、私物として所有している。

ちなみに三度笠は直径約46センチで購入時の価格は税込2260円。菅笠(厳密には網代(あじろ)笠)は直径約39センチ、高さ約18センチで購入時の価格は税込1770円だった。

・笠の最大の魅力は

さて、今年菅笠デビューをお考えの方のために、今一度その使用感についてお伝えさせて頂こう。

かぶり心地を実感するために、日差しが強く気温37度を記録している、8月某日。まずはキャップをかぶって外出した。暑い! 暑すぎる! キャップにはツバがあるとはいえ、光を遮るには少々物足りない。

それよりも気になるのは、頭の熱さである。黒いキャップであるために、熱を吸収して頭頂部が熱くなっているのがわかる。これで30分でも日向を歩いたら、めまいがしそうなほど頭が熱くなる。

そんな時はコレ! 菅笠!!

菅笠や三度笠の内側には、五徳(ごとく)と呼ばれる台座があり、これを頭に乗せることで、笠が安定する。

そのままかぶってもよいけど、五徳が頭に食い込んで跡がついてしまうので、タオルや手ぬぐいを頭に巻いた方がよいだろう。五徳がズレにくくなるし汗も吸ってくれるので、一石二鳥だ。

笠をかぶってあご紐を締めたら装着完了! まずは日除けとして申し分ない。キャップは前方にツバがあるだけなので横や後ろは日にさらされる。一方、笠は全方位をカバーしてくれるので安心だ。また少雨なら、傘を差さなくても十分しのげるだろう。

私の考える菅笠の最大のメリットは、笠と頭との空間にある。五徳がスペースを作ってくれるので、頭に熱がこもらない。吹き抜ける風が気持ち良いのです!

日傘と違って、両手が自由ってのもイイんだよねえ~。改めて装着して思う、菅笠を使わない理由が見当たらない!

ただし唯一の難点はかさばるんだよなあ~。折りたためないから持ち歩きにくい。私の場合は、ボディバッグやリュックにあご紐を結わえて持ち歩くようにしている。

邪魔ではあるけど、街歩きでさえ長旅のような雰囲気になって良い。ほんのちょっと近所に行くだけなのに、気持ちは『東海道中膝栗毛』である。

とにかく、今年は記録的な猛暑なので、暑さ対策を万全に。お互い、熱中症には気を付けようぜ!

参考リンク:Amazon「三度笠」「アジロ笠」 執筆:佐藤英典 Photo:Rocketnews24

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