米、対ロ制裁法案審議へ ロシアの和平交渉遅延を非難=共和党議員

米共和党のリンジー・グラハム上院議員(右)は30日、米上院が来週、ロシアおよびロシアの原油輸入国に対する制裁法案を審議する予定だと明らかにした。ウクライナの首都キーウで同日撮影(2025年 ロイター/Ukrainian Presidential Press Service/Handout via REUTERS)

[キーウ 30日 ロイター] - 米共和党のリンジー・グラハム上院議員は30日、米上院が来週、ロシアおよびロシアの原油輸入国に対する制裁法案を審議する予定だと明らかにした。ウクライナのゼレンスキー大統領との会談後に発言した。

グラハム氏は、民主党のリチャード・ブルーメンソール上院議員とともにウクライナの首都キーウを訪問。ロシアのプーチン大統領が和平プロセスを長引かせようとしていると非難し、ロシアが来月2日にトルコでの開催を提案しているロシアとウクライナの2回目の直接協議は「ロシアの茶番劇」に過ぎないと予想しているとの見方を示した。

またグラハム氏は、キーウ訪問前にトランプ米大統領と話し合ったと言及。トランプ氏がロシアからの具体的な行動を期待していることを明らかにした。

ウクライナは、同協議への参加意向をまだ示しておらず、ロシア側の和解案をまとめた覚書をまずは確認したいとしている。

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