《なぜ義父は結希くんを殺害したか》「自分から乱暴やるとは考えられない」安達優季容疑者の親友が困惑「断れないタイプ」文化祭の出来事とは【京都・遺体遺棄】(NEWSポストセブン)

 4月16日未明、安達容疑者は死体遺棄容疑で逮捕された。「小学校まで行った後、別の場所に連れて行って殺害した」という趣旨の供述もしており、事件の経緯や動機について捜査が進められている。  安達容疑者は高校卒業後、京丹波の工場で働き、そこで出会った女性と結婚した。子供をもうけたが離婚し、昨年12月、やはり工場の同僚だった結希くんの母親と再婚。京都府南丹市にある妻の実家で、親族らと同居生活を送っていた。  安達容疑者は京都市の出身で、市内の高校に通っていた。高校の同級生だったという前出の男性は、"まさか"と事件に衝撃を受けているようだ。 「高校3年間を一緒に楽しく過ごした仲でした。卒業後は向こうが田舎のほうに行ったから、なかなか会う機会もなかったんですけど、9年くらい前に飲む機会があって、"結婚して子供がいる"って聞いて、『なんか頑張ってんねやな』と感じた。  それが彼と会った最後です。優しいええやつだったと思っていたからこそ、単純にちょっとショックというか……」  お互いサッカー部で、安達容疑者は部内でも真面目な存在だったという。 「あいつはディフェンスで、上手くはなかったけど、練習をサボるとかもなく真面目だった。全然問題児とかじゃなくて、成績もほんま普通の感じでしたね。先生からも"真面目にやる子"ってみられていたと思う」  当時の安達容疑者の"真面目さ"を裏付けるようなエピソードを教えてくれた。それは、文化祭で披露する演劇の役を決めるときのことだった。

「3年のときの文化祭で、桃太郎のパロディコントみたいな劇をやることになったんですけど、"スベったら恥ずかしい"とか"真面目にやるのは恥ずかしい"みたいな雰囲気があって、クラスのみんな全然やる気なかったんです。 そこで担任の先生から『誰もやらへんのやったらやってくれ』とあいつが指名されて、たぶんそんなに乗り気じゃなかったのに『みんな嫌がってたらしゃあないやろ』と主役を引き受けていた。責任感あって真面目やなと。『大人やな』と感じたのを覚えています」  この男性は、安達容疑者について回想する中で、"真面目"という言葉を繰り返す。記憶の中の親友と、日本中を震撼させた事件の容疑者のイメージが上手く結びつかないようだ。 「当時の彼のことしかわからへんけど、怒りでガッとやってしまうというか、自分から乱暴なことやるとは本当考えられないですね。むしろ弱気じゃないけど、人から頼まれたら断られへんタイプみたいな印象。  暗くはないけど大人しくて優しくて、僕がイジったりしてもムキになったりせず、ちょっと面白く返すようなユーモアもあって……。動機とか、全く想像がつかない」  また、小中学校で安達容疑者と同級生だったという女性は、「中学のときに生徒会長をやっていた。優しいおばあちゃんっ子だった」と証言する。ほかにも少年時代から彼を知る地元住民は、「『あの子がそんなんする?』みたいに家族とも話して。真面目な良い子やと思ってたけどね」と語り、多くの人々が"真面目"と口をそろえた。  彼を知る人物からすると、あまりにギャップがある事件はいかにして起きてしまったのか──。真相究明が待たれる。

関連記事: