ムバッペがレアル加入後初ハット! 4連勝で首位快走も指揮官は油断せず「リーガが終わったと考えるにはあまりにも…」

FWキリアン・ムバッペがハットトリック

[1.25 ラ・リーガ第21節 バジャドリー 0-3 R・マドリー]

 ラ・リーガ第21節が25日に開催され、首位レアル・マドリーは敵地で20位バジャドリーを3-0で下した。リーグ戦4連勝を飾り、6戦負けなし(5勝1分)。他会場で2位アトレティコ・マドリーが引き分けたため、勝ち点差は4に拡大している。

 レアルが均衡を破ったのは前半30分。複数の選手が絡んでボールを回し、最後はFWキリアン・ムバッペがMFジュード・ベリンガムとのパス交換から右足でネットを揺らした。

 さらに後半12分、縦への速い攻撃からMFロドリゴ・ゴエスがペナルティエリア左にパス。外側を回って追い越してきたムバッペが右足で冷静に流し込み、2-0とした。

 後半43分にはベリンガムがボックス内でMFマリオ・マルティンに倒され、VARのオンフィールドレビュー後にPKを獲得。マルティンは2枚目のイエローカードで退場となった。

 後半アディショナルタイム1分にPKキッカーを務めたのはムバッペ。右足でゴール左に決め、加入後初のハットトリックを達成した。これで直近の公式戦5試合で8点目。今季ラ・リーガでは15ゴールとし、得点ランキング首位のバルセロナFWロベルト・レバンドフスキに1ゴール差と迫った。  レアルはそのまま3-0でゲームを締め、リーグ戦4連勝。順位表では2位アトレティコと4ポイント差、26日に試合を行う3位バルセロナとは暫定10ポイント差となっている。

 クラブ公式サイトによると、カルロ・アンチェロッティ監督は試合後の記者会見で「重要なのは勝ち点を積み重ねることだ。もちろん上位チームの方がクオリティーは高いが、どのチームも勝つために全力を尽くしているので、我々は全ての試合で必死に戦い、しっかり競う必要がある。勝利した今はより簡単な試合だったと思うかもしれないが、チームは焦ることなく試合と状況をうまく解釈して対処した。先制した時、試合はいつもより少し楽になった」と振り返った。

 続けて「ムバッペは長い間あのようなプレーをしてきた。彼が(レアルの選手として)3点を挙げたのは初めてで、チームに貢献している。リズムをつかんでいるし、クオリティーが非常に高い選手なので、我々にとってプラスだよ」と“覚醒中”のフランス代表FWを称賛している。  チームは首位の座を盤石なものにしつつあるが、指揮官は「もう少しバランスを取る必要がある。我々は最近、リーガでうまくやり、現時点では優位に立っているが、リーガが終わったと考えるにはあまりにも先が長すぎる。我々は小さなアドバンテージを得ているので、今後の試合でもそれを生かしたい」と気を引き締めた。 ●ラ・リーガ2024-25特集▶南野拓実や守田英正、久保建英ら日本代表選手が欧州最高峰の戦いに臨む!チャンピオンズリーグ&ヨーロッパリーグはWOWOWで放送・配信!
データ提供:Opta※大会の公式記録と異なる場合があります

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