代表活動前マンC撃破の意義語った三笘薫、89分決勝アシストも貪欲な姿勢「自分自身もやらないといけない」(ゲキサカ)

[8.31 プレミアリーグ第3節 ブライトン 2-1 マンチェスター・C]  日本代表MF三笘薫の所属するイングランド・プレミアリーグのブライトンは8月31日、ホームでマンチェスター・シティと対戦し、2-1で逆転勝利した。ブライトンは今季国内リーグで初勝利。先発した三笘は後半44分に決勝点をアシストし、勝利に大きく貢献した。 【動画】三笘薫がマンC相手に89分劇的アシスト!!  逆転ゴールは、1-1で迎えた試合の終了間際に訪れた。味方からパスを受けた三笘は、前方に走るMFブラヤン・グルダにスルーパスを出した。21歳のドイツ人MFは、相手GKを交わしてゴールに流し込んだ。三笘は「前方にスペースが見えたので、パスが大きくなりすぎないように出した。思ったよりパスが流れたので、彼のクオリティに感謝したい」と振り返り、得点者のグルダを称賛した。  また今季初アシストを記録したことに「開幕戦も前節も、決めていればもっと簡単な試合にできた。そういうところを、自分自身もやらないといけない」と語り、今後もチームの勝利のために貪欲に結果を残していく姿勢を示した。  チームは先制点を許し、苦しい展開となった。開幕2試合は1敗1分の未勝利。相手は昨季3位のマンチェスター・Cで、決定的なピンチを迎える場面もあった。しかし三笘は「まだまだ(勝利は)あると思ってやっていた。失点を許さずにこちらが1点取れたら、サポーターの力も借りられると思っていた」。後半15分に4選手を一気に交代すると、マンチェスター・Cの低調なプレーも手伝い、試合の流れはブライトンに傾いた。後半22分にPKで同点に追いつくと、後半44分にカウンターからチャンスを掴み、三笘が決勝点をアシストした。  三笘は守備でも奮闘した。後半31分にはスライディングタックルを仕掛けてマイボールに。日本代表MFは「今日はそういうプレーをやらないといけなかった。相手にボールを握られて厳しかった」と話す。「最終的に相手もインテンシティが少し落ちて、自分たちのペースになった。前半のところが効いたと思います」とし、チーム全体で献身的に守備を行なったことが逆転勝利につながったと話した。  なお試合終盤に足がつり、ピッチに座り込む場面もあった。試合後も足を引きずる様子だったが、本人は「足がつっただけ。大丈夫」と説明。日本代表として参加する米国での強化試合についても「(影響は)多分ない」と答えた。  代表の9月シリーズでアメリカ、メキシコと対戦するが、「相手は強度が高い。自分たちがどういう戦いをするかわからないが、狙いを持ってやりたい。どれだけできるか試したい」と意欲を示した。  ブライトンが国内リーグ3試合目でようやく勝利を挙げたことに、三笘は「初勝利ですし、(相手が)マンCというところでも大きな勝利だと思います」と安堵の表情を見せていた。「勝利がない状況でインターナショナルブレイクに入れば、なかなか厳しいものになっていた。ここで勝つことで、みんなもスッキリして行ける。チームとしても『これでいい』という気持ちを持って、またクラブに戻ってこられる」と続け、マンチェスター・Cを相手に勝利を挙げた意義は大きいと語った。 (取材・文 田嶋コウスケ)

ゲキサカ
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