FRB量的引き締め減速に広範な支持=FOMC3月議事要旨
米連邦準備理事会(FRB)が9日公表した3月18─19日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、バランスシート縮小(量的引き締め、QT)の減速に対するほぼ全会一致の支持があったことが分かった。2013年7月撮影(2025年 ロイター/Jonathan Ernst)
[9日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が9日公表した3月18─19日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、バランスシート縮小(量的引き締め、QT)の減速に対するほぼ全会一致の支持があったことが分かった。ただ、数人の参加者が説得力ある根拠を見出せなかったという。
決定はニューヨーク連銀の担当者によるブリーフィングを受けたもの。議事要旨によると、担当者はバランスシートの縮小を一時停止するか、十分に減速させることで、債務上限問題の解決後に準備金が急速に減少する可能性に対する「意味のある保険」になると指摘し、縮小ペースを減速させる根拠を示した。
FRBは同FOMCで、バランスシート縮小の減速を決定。4月1日より、米国債の縮小ペースを月間250億ドルから50億ドルに引き下げる。住宅ローン担保証券(MBS)の縮小ペースは月間350億ドルで維持するとした。この決定にウォラー理事が反対した。 もっと見る
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