【欧州市況】独債が反落、仏債とのスプレッド縮小-株は4日続伸
Sagarika Jaisinghani
3日の欧州債市場ではドイツ債が反落。利回り曲線はベアフラット化した。前日までは2020年10月以降で最長の連騰を記録していた。
短期金融市場では欧州中央銀行(ECB)の利下げ見通しが後退。来年末までの利下げは一時4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、159bpと織り込まれた。
この日のフランス債はアウトパフォーム。ドイツ債とのスプレッドは縮小した。広く予想されていた通り、フランス議会は4日に不信任投票を行う予定だ。
英国債は幅広い年限で下落。トレーダーによるイングランド銀行(英中央銀行)の利下げ見通しは来年末までに82bpと変わらずだった。
欧州株はストックス欧州600指数が4日続伸。ドイツの主要株価指数であるDAX指数は初めて20000を突破した。投資家の間でフランスの政治リスクに対する警戒はピークを過ぎつつある。CAC40指数は0.3%上昇した。
12月3日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
株 終値 前営業日比 変化率 ストックス欧州株600 515.53 +1.92 +0.37% 英FT100 8,359.41 +46.52 +0.56% 独DAX 20,016.75 +83.13 +0.42% 仏CAC40 7,255.42 +18.53 +0.26% 債券 直近利回り 前営業日比 独国債2年物 1.94% +0.04 独国債10年物 2.05% +0.02 英国債10年物 4.24% +0.03原題:Germany’s DAX Crosses 20,000 Points as European Stocks Advance
France-Germany Yield Spread Narrows: End-of-Day Curves, Spreads
(抜粋)
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