【△虎将トーク】阪神・藤川監督、富田の魅力「そんなこと言えますか」「のらりくらりと行きながら、という感じ」
(オープン戦、阪神3ー3オリックス=九回規定により引き分け、22日、京セラ)阪神が3戦連続ドロー。一回に2点二塁打を放った大山悠輔内野手(30)が1点を追う八回に中前に適時打を運んで追いついた。先発の富田蓮投手(23)は5回7安打3失点。藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り(OP戦成績=3勝4敗4分、観衆=3万1890人)。
ーー富田は打席にも立ち、先発としてのリズムを感じた
「(バントは)緊張感たっぷりで(二回1死一塁でスリーバント失敗)。緊張しているようにしか見えなかったですけど、来週、少しは楽にいけるんじゃないかな」
ーー1週間で調整してほしい
「先週から緊張をしていたので、いい練習の1週間になったんじゃないかな。ここまでの1週間とまた少し…いいアイドリングになればな、と」
ーー良さはどう感じているか
「そんなこと言えますか。どうでしょうかね、のらりくらりと行きながら、という感じですね」
ーー富田はフィールディングもバタついていた
「プロの先発ローテーションで回る準備は違うんですね。丁寧な、きれいなマウンドに上がることで、少し呼吸があがっている感じがした。初めの人は特にですけど、伊原はそういうところはないですけど。富田の場合は昨年、リリーフをやっていますから、出たとこ勝負だったのが、今度は準備に余念がなさすぎて、緊張感があったのではないか、と。かわいかったですね」
ーー工藤も無失点が続いている
「無失点が続いていることは関係ないですね。その日その日ですから。ピンチの場面でいい投球ができたとか、そういうところですから、何かが続いていることはあまり関係ないです」
ーー石井、工藤の連投テストは考えているか
「テストではないですけどね。今日はたまたま石井が準備をしていたので、それでいくことになっただけで。テストは…、テスト生って誰かいましたか?」
ーー伊原がリリーフ待機だった
「今日は初めてブルペン待機の形になります。ブルペンのチームワークであったり、執り行われ方を、プロの世界では全く知らないので。(D3位の)木下も呼んでいますけど、経験をさせるところで、試合の流れ、どういうリズムで出ていくかを見せておきたくて」
ーーこのままリリーフ陣の一人として開幕を迎えるのか
「想像にお任せします。みんなコンディションがありますから。その日その日で変わってくる。1週間も2週間もあれば、まだまだ見られないことが、見えない敵とみんな戦っているので。ここから1週間、明日もゲームがありますけど、開幕まで風邪を引かないとか、寝違えないとか、必要なことが出てきていますから、こちらも気を配ってはいます」
ーー大山は新しい打順で準備ができている
「打順の流れでやっています。線で行っていますから。誰が、というところはないですけど、ランナーの多い場面で回るように、なってきているので、できるだけ機会を作ることが、自分たちができることかな、と思います。相手にプレッシャーを与えられる打線の流れさえ作っていければ。結果はまた始まってからでいいのではないですか」
ーー近本は出場しなかったが、コンディションに問題とか
「昨日(21日)フルで出ていますから、今日はゆっくり。明日も出るとは思いますけど」
ーーDH制を使わなかったが、富田のためか
「富田が打席(の経験)がなかったので、それはありました。昨日は(オリックスの先発が)宮城だったので。あんな左のスターターはセ・リーグにいないので。富田は犠打の時に(バットを顔の近くの)すごいところに構えていましたね。凡事徹底をもう一回改めて。緊張して、少し表情が硬かったので。かわいいなと思っていました」