ウクライナ南部オデーサ、2夜連続のドローン攻撃で大規模停電
ウクライナ南部オデーサ(オデッサ)は18日と19日の2夜連続でロシア軍のドローン(無人機)による激しい攻撃を受け、市内の一部で停電が発生して数千人が影響を受けている。写真は2月19日、オデーサで撮影(2025年 ロイター/Nina Liashonok)
[オデーサ(ウクライナ) 19日 ロイター] - ウクライナ南部オデーサ(オデッサ)は18日と19日の2夜連続でロシア軍のドローン(無人機)による激しい攻撃を受け、市内の一部で停電が発生して数千人が影響を受けている。オデーサ州のオレフ・キペル知事が通信アプリ「テレグラム」に被害状況を投稿した。
キペル氏によると、直近のドローン攻撃で約5000人が停電に見舞われた。オデーサとその近隣では9万人近くが電力のない状態に置かれているという。ゼレンスキー大統領も9万人ほどが暖房を得られないでいると説明した。
キペル氏によると、19日夜の攻撃によってレストランや倉庫で火災が発生し、行政機関の入った建物も被災。1人が負傷した。投稿された写真によると市内の各地で照明が消えている。
当局者によると、18日夜の攻撃では子供を含む4人が負傷し、集合住宅約500棟、学校13カ所、幼稚園1カ所、病院数カ所で暖房が止まった。
オデーサの気温はマイナス6度近辺。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab