手稲山口を通る国道337号沿いに道の駅構想! 札幌初、交通拠点や過疎化解消 温泉施設や農産物の販売所も

2025年 4月 1日 19:12 掲載

道内にたくさんある道の駅。実は札幌市内にはまだないのですが、初めての道の駅を札幌に作ろうという構想があるのです。その場所はちょっと意外な場所でした。 廣瀬美羽記者) 「手稲山口を通る国道337号沿いです。このあたりは交通量が多く、特にトラックが多い印象を受けます。この道路沿いに道の駅を作ろうとしているのです」 札幌市手稲区の手稲山口地区。農家が点在するこの地区に、札幌で初めてとなる道の駅を作ろうという構想があります。立ち上がったのは、地元市議や手稲区の町内会長ら有志およそ30人です。 手稲稲山連合町内会 畑中裕会長) 「いま道の駅そのものは、いわゆる『道の駅』じゃなくて観光地になっている。札幌市内の『山口地区』というのはちょっと過疎的な問題があるから、それは解消されるのでは」 道の駅を作ろうとしているのは、JR星置駅やおたるドリームビーチなどにも近い、手稲山口地区の国道337号沿いです。この国道は小樽から石狩や新千歳空港を結ぶ道央圏連絡道路の一部。現在も整備が進み、先月は江別から南幌町までの区間が開通し、今後、すべてつながれば物流の大動脈となります。 廣瀬美羽記者) 「国道337号を小樽方面へ走っています。結構車通りが多い印象を受けます。対向車線にトラックが並んでいるのがわかります。やっぱりトラックが多いですね」 主要な幹線道路にも関わらず、周辺にはトラックが駐車できる休憩スペースがありません。 トラック運転手) 「駐車場が広ければ、僕たちトラック運転手も休みやすいかなって思います」 こうした大型車の駐車場やドライバーの休憩場所として、期待されるのが道の駅。すでにイメージ図が作成され、温泉施設や農産物の販売所も作る構想です。 手稲稲山連合町内会 畑中裕会長) 「山口地区の本当に明るい繁栄、いろんな見通しができるんじゃないか。農家だって、そこで店出して品物を売れば売れるんだし。値段も高くなるだろうしね。悪いことは何もないんじゃないかなって気はするんだけどね」 新幹線のトンネル工事の土砂の搬入場所となるなど、観光のイメージがなかった手稲山口地区。突如巻き起こった道の駅建設構想に住民らは。 札幌市民) 「ここら辺は混んでないところがいいのよね、静かなところがいい。車の人にはいいだろうけど住んでる人にとってはどうなのかね」 「子どもが一人で歩くような場所でもないんで、気軽に立ち寄れる場所があればいいなと思ったりはします」

札幌初となる道の駅は実現するのでしょうか。有志らは来月にも期成会を発足させ、市に建設に向けた要望書を提出する予定です。

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