水路が“真っ白”理由判明 湘南で突然に…何があった?
湘南の海につながる水路が突然、真っ白になった問題。なぜ白くなったのか、その理由が判明しました。
人体に有害な物質は検出されず
江の島の近くにある海岸につながる水路で、異変が確認されたのは今月6日のこと。
周辺住民「日曜日(6日)の朝、月に1回ビーチクリーンをしていて、『うわ何これ』となって」
普段は透明だという水路が真っ白に。簡易的な水質調査では有害な物質は検出されなかったものの、地元住民からは不安の声が…。
この白い水の正体は一体、何なのか。
確認されてから12日目の17日に現場に行ってみると、白い水が流れていた水路は透明な水に戻っていて、水路の底も見えている状態です。せき止めるように積まれていた土砂も、現在は撤去されています。
茅ケ崎市がついに「発生源」を特定しました。
茅ケ崎市環境部環境保全課 添田裕已課長「(発生源は)製造事業所、工場と捉えていただいて構いません」
発生源は水路の出発地点に近い場所にある、製造業の事業所だということです。
「事業所内敷地の清掃作業の際、残留した粉じんが同日夜間の雨により雨水系統から外部に流出した。工業排水ではありません」
水路が白くなった原因は、清掃作業をした時に残った白い粉じんが雨によって水路に流れ出たことだったということです。その白い粉じんについては…。
「残念ながら現在のところ、それがどういった物質か報告が上がってきておりません。事業者に対して早急に調査するように指導しております。(事業者は)申し訳ないということを市民に伝えてもらいたいと」
白い粉じんが何だったのか判明次第、公表するという茅ケ崎市。詳細な水質検査の結果、人体に有害な物質は検出されなかったということです。