小型ハイエンド「Xiaomi 17」や最上位「Xiaomi 17 Ultra」海外発表 回転リングを備えるライカのスマホ「Leitzphone」も

 Xiaomiが2月28日(現地時間)、スペインのバルセロナにて、スマートフォン「Xiaomi 17」シリーズのグローバル展開を発表した。

 スマートフォン新製品のラインアップは「Xiaomi 17」と「Xiaomi 17 Ultra」。いずれもライカと共同開発したカメラを搭載し、プロセッサはQualcommのハイエンド製品「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を備える。有線で最大100W、無線で最大50Wの急速充電にも対応している。

 さらに、スマートフォン自体をライカと共同開発した「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」も投入する。Leicaブランドのスマートフォンは、これまで日本国内でシャープが開発して投入してきたが、海外市場向けに投入するのはLeica Leitzphone powered by Xiaomiが初となる。

 なお、中国で発表済みで、背面にサブディスプレイを備える「Xiaomi 17 Pro」と「Xiaomi 17 Pro Max」のグローバル発表はなかった。

 Xiaomi 17は、シリーズの中では小型のモデル。幅71.8mm。191gの薄型軽量ボディーに6.3型ディスプレイを備え、「最も持ちやすいコンパクトフラグシップ」を目指した。ベゼル幅をわずか1.18mmに抑えた他、ピーク輝度は3500ニトを実現する。

ブラック、ベンチャーグリーン、アルパインピンク、アイスブルーの4色で展開するXiaomi 17
狭額縁設計の小型ハイエンドスマホに位置付ける

 アウトカメラにはライカのSummiluxシステムを採用し、5000万画素のメイン、望遠、超広角で構成される。レンズの焦点距離は17mmから60mmまで5つの焦点距離をカバーしており、5倍の光学品質ズームに対応する。

 6330mAhの大容量バッテリーを備えていることも特徴で、発表会ではiPhone 17 Pro Maxとの比較で、iPhone 17 Pro Maxが30%分充電したのにもかかわらず、Xiaomi 17の方が23%長い11時間以上の動画を再生できたというテスト結果を公開した。

 価格はメモリ12GB+ストレージ256GBで999ユーロ(約18万4000円)。

 Xiaomi 17 Ultraは、シリーズの最上位モデルに位置付けられ、従来のXiaomiシリーズから引き続き、ライカと共同開発したカメラを搭載している。奥行き8.29mm、重量219gのボディーは、これまでのUltraシリーズで最も薄く軽い。新色のスターリットグリーンは、背面のテクスチャーが星空のような輝きを見せる。

最上位モデルのXiaomi 17 Ultra。カラーはホワイト、ブラック、スターリットグリーンの3色展開
ダイナミックレンジの描写性能が向上したセンサー「Light Fusion 1050L」を採用

 1型センサーのメインカメラには新しい光学技術「Light Fusion 1050L」を採用する。LはLOFIC(Lateral Over Flow Integration Capacitor)の頭文字で、ダイナミックレンジを拡張するもの。各ピクセルに光を蓄える追加領域を設けることで、受光容量を6倍以上に拡大するとし、見たままの景色を描写できるようになる。その一例に挙げるのが花火で、強い光が発せられるシーンでも、高いダイナミックレンジで白飛びを抑えて撮影できるという。

 2億画素の望遠カメラは75~100mmの焦点距離の光学ズームに対応しており、AI技術を組み合わせることで約400mm相当、17.2倍の高画質ズームを可能とする。さらに、ライカの「APO」技術を採用したレンズにより、被写体の色収差を最小限に抑えるとする。レンズ群を物理的に動かす機械式光学ズームも搭載しており、デジタル補正に頼らない描写が可能とうたう。

 バッテリー容量は6000mAhとなり、90W急速充電やワイヤレス充電にも対応している。

 価格はメモリ16GB+ストレージ512GBで1499ユーロ(27万6400円)から。

 カメラの操作性を向上させる「フォトグラフィーキット」を2種類用意する。ノーマルタイプは半押しでのピント合わせが可能で、専用のビデオボタンも備える。価格は99.99ユーロ(約1万8400円)。ProモデルはPUレザークリップのボディーで2000mAhのバッテリーを内蔵。取り外し可能なシャッターボタンも備える。価格は199.99ユーロ(約3万6900円)。

2種類のフォトグラフィーキットを用意する

 Leica Leitzphone powered by Xiaomiは、Xiaomi 17 Ultraのカメラ機能をベースに、独自のカメラ操作機能やフィルターモードを備える。本機の象徴ともいえるのが、背面に備えたカメラリング。このリングを回転させると、あらかじめ割り当てた焦点距離、ズーム倍率、露出、ISOなどの調節が可能になる。

デザインからソフトウェアまでライカと共同開発した「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」
背面にカメラ操作用の回転リングを備える

 カメラUIや壁紙、ウィジェット、フォントなど、細部に至るまでライカのテイストを取り入れている。カメラ機能ではライカの画質を目指した「Leica Looksフィルター」を用意。さらに、ライカを代表するカメラ「Leica M3」「Leica M9」の絵作りを再現する「Leica Essential Mode」も搭載している。

ライカの絵作りを再現するモードを備える

 本体はアルミニウム合金ボディーにニッケルアルマイト仕上げを施した。背面にはLeicaのロゴもあしらっている。

 価格はメモリ+ストレージの16GB+1TBで1999ユーロ(約36万8700円)。世界の一部市場で発売されるが、これまで「Leitz Phone」を発売してきた日本が含まれるかは不明。

 この他、発表会ではタブレットの「Xiaomi Pad 8」「Xiaomi Pad 8 Pro」と8 Proのマットガラス板、電動スクーターの「Xiaomi Electric Scooter 6 Ultra」、スマートウォッチの上位モデル「Xiaomi Watch 5」、ワイヤレスイヤフォン「REDMI Buds 8 Pro」、紛失防止タグ「Xiaomi Tag」も発表した。また、サプライズとして電動のコンセプトカー「Xiaomi Vision Gran Turismo」も披露した。

低抵抗と高ダウンフォースの両立を目指したというコンセプトカー「Xiaomi Vision Gran Turismo」

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