富山市の飲食店 27人集団食中毒 今年2度目のノロウイルス注意報
今月12日に富山市の飲食店で食事をした男女27人が体調不良を訴える集団食中毒が発生しました。原因はノロウイルスです。県は今年2度目の食中毒注意報を出して注意を呼び掛けています。富山市保健所によりますと、今月12日に富山市の居酒屋「富桜 別邸 富山駅前店」で食事をした人から「食中毒の症状がある」と連絡がありました。きょうまでに、20代から50代までの男女27人が下痢やおう吐、発熱の症状を訴えています。原因はノロウイルスでした。保健所は今月12日に提供された食事によるものだと断定して、この店と、同じ厨房を使っているもう一軒の店をきょうから3日間の営業停止処分としました。県内では今月、ノロウイルスによる食中毒が相次いで3件発生しました。県はきょう、今年2度目となる食中毒注意報を出して注意を呼び掛けています。県内の食中毒は今年これまでに17件、患者は少なくとも718人にのぼっています。ノロウイルスによる食中毒を防ぐために、注意する点です。トイレの後や調理の前などはしっかりと手洗いをする。さらに、腹痛や下痢などの症状があれば早めに病院に行き、調理は控える。食品は十分に加熱する。そしてノロウイルスに対してアルコールによる消毒は有効ではありません。おう吐物などを片付けるときは使い捨ての手袋を使い塩素系の消毒剤で消毒してください。
普段の生活から注意することで、感染を防ぐことができます。