二転三転するトランプ氏の対イラン発言 「勝利宣言」と相次ぐ前言撤回

2026年2月28日にイスラエルと共にイランを攻撃したことをきっかけに軍事衝突が勃発して以降、トランプ氏の対イラン発言は短期間で急変を続けている。

同氏はイランの軍事能力を壊滅させたとして過剰な「勝利宣言」を繰り返す一方で、攻撃の延期や新たな威嚇を交互に繰り返してきた。

6月17日には、自らの攻撃で殺害した旧指導部と比較してイランの新指導部を「極めて聡明で過激さも薄れた」と評価したものの、7月8日には一転、イラン政府は「病んでいる」「彼らを相手にするなど、ただの時間の無駄だ」と断じた。

強硬姿勢を見せてその後にトーンダウンする──トランプ氏による対イラン発言の変遷を振り返る。

「イランが今この瞬間から48時間以内に、脅威を与えることなくホルムズ海峡を『完全に開放』しなければ、アメリカ合衆国は最大の発電所をはじめとする各種発電所を攻撃し、壊滅させる!」

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「もしイランが、脅しなく完全にホルムズ海峡を現時点から48時間以内に開放しなければ、米合衆国はイラン最大の発電所を手始めに、さまざまな発電所を攻撃し壊滅させる!」と投稿した。

発電所などの重要インフラへの意図的な攻撃は戦争犯罪とみなされており、この投稿は世界に衝撃を与えた。

その2日後、トランプ氏はイラン当局と「非常に良好で実りある協議」を行ったとして、予告していた同国のエネルギーインフラに対する攻撃を5日間延期するよう戦時省(国防総省)に指示。その後、協議は「非常に順調に進んでいる」とし、攻撃の停止期間を4月6日までさらに10日延長すると発表した。

10日間の延長期限が迫る中、トランプ氏はイースター(復活祭)の祝日に物議を醸す投稿を行った。トゥルース・ソーシャルに「狂った野郎ども、海峡を開けろ。さもないと地獄で暮らすことになるぞ。見ていろ!」と書き、「アッラーに称賛あれ」と皮肉めいた口調で付け加えた。

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