グループ超えたコラボに兄弟共演も!「DayDay. SUPER LIVE」注目の男性アーティスト集結の1日目
4月11日から13日までの3日間、神奈川・ぴあアリーナMMにてライブイベント「DayDay. SUPER LIVE 2025」が開催されている。
豪華アーティスト集結の3日間、開幕
「DayDay. SUPER LIVE」は日本テレビ系の情報番組「DayDay.」が届ける音楽ライブイベント。2度目の開催となる今回は番組MCの武田真一、山里亮太、黒田みゆアナウンサーによる進行のもと、初日公演にはTHE RAMPAGE、超特急、T.N.T、BALLISTIK BOYZ、ONE N' ONLY、2日目公演にはアイナ・ジ・エンド、超ときめき♡宣伝部、乃木坂46、HANA、Liella!、3日目公演には新しい学校のリーダーズ、&TEAM、FANTASTICS、マカロニえんぴつといった豪華なアーティストが出演する。この記事では、1日目のライブの模様をレポートする。
“兄弟共演”も!ONE N' ONLY
番組内で開催されたダンスコンテスト「LOVEダン」で優勝した新潟県の上越高等学校による「I’ll be your HERO」のパフォーマンスで晴れやかに幕を開けた今年の「DayDay. SUPER LIVE」。山里による紹介で登場したトップバッター・ONE N' ONLYは、濃厚なラテンフレイバーが香るパーティチューン「Fiesta」でド派手に火蓋を切る。ご機嫌なサウンドのサビパートでハンドウェーブを起こし、「OH-EH-O!」のコールでも一体感を誘った5人は「DOMINO」「YOUNG BLOOD」と強烈なダンスビートのアッパーチューンを連投。イベント開始早々、ぴあアリーナを灼熱の空間にしてみせた。自己紹介を済ませると、ボーカルのTETTAはワンエンのライブを初めて観るという人に向け「僕たち、TETTAって言います! TETTAっていうグループ名だけでも覚えて帰ってください」と語りかけ、REIは即座に「それあなたの個人名だからね」とツッコミ。和やかなムードの中、彼らは「僕たちいつかスタジオに出させてもらえるようにがんばります!」「それは今日の盛り上がりにかかってる!」と観客に呼びかけた。そして「この曲で一緒に幸せになろうぜ~!」というTETTAの声かけから「Freaking Happy」で楽しげなムードを振り撒くと、「Burn it out」ではステージの端から端まで駆け抜けて広がり、熱いロックボーカルでアリーナのボルテージを引き上げていった5人。最後に投下したキラーチューン「EVOL」のハイエナジーなパフォーマンスで客席全体からの「Hey!」コールを起こし、HAYATOは「トップバッターとは思えないくらいの会場の熱気です、ありがとうございます!」とオーディエンスに感謝を告げた。
なお、各アーティストのアクトの間には黒田アナの“徹底取材”によって出演者たちの魅力を深掘りする「黒田メモ」というコーナーが用意された。ONE N' ONLYの「黒田メモ」ではNAOYAの実兄が超特急のタクヤであることが観客に知らされ、タクヤとカイ(超特急)の登場によってステージ上での兄弟共演が実現。山里に「弟と一緒ってどんな気分?」と聞かれたタクヤは「うれしいんですけど、なんか胸が落ち着かない、みたいな感じがありますよ(笑)」と答える。一方のNAOYAが「僕はうれしいでーす!」と言うと、タクヤは「ちょっと今のコメントも浅いんだよな……」と“ダメ出し”して、客席の笑いを誘っていた。
BALLISTIK BOYZのスキルフルなアクト
REI(ONE N' ONLY)の紹介によってステージに姿を見せたのはBALLISTIK BOYZ。アカペラのユニゾンで名乗りを上げた7人は「HIGHER EX」を1曲目に届け、真っ赤に染まったステージの上で“高みを目指す”強気なアティチュードを提示する。イントロでBALLY'S(BALLISTIK BOYZファンの呼称)の大歓声が上がった「テンハネ -1000%-」で観客のクラップとハンズアップを巻き起こしたのち、7人は自己紹介。隙あらばカメラに向けて“Dポーズ”を繰り出すおちゃめさで会場の笑顔を誘った。美しいファルセットを多用するボーカルワークが観衆の耳を奪うR&Bバラード「Animal」を経て、「360°」ではさわやかなサウンドに身を任せ、ステージを自由に歩いてファンとのコミュニケーションを楽しんだ7人。「DayDay.」のテーマソングにもなった「SAY IT」で晴れやかなムードを醸成したあとにはサマーチューン「SUMMER HYPE」で会場の一体感を求め、砂田将宏は「全員で1つになっていきましょう!」と呼びかけた。レゲエホーン鳴り響くEDMサウンドにオーディエンスがジャンプで応じた「PASION」では「DayDay.フェス楽しい!」「最高!」と声を上げた7人。ラストの「Drop Dead feat. TRINITY」では松井利樹をはじめとしたメンバーが渾身の踊り込みでオーディエンスを魅了し、全8曲を圧倒的なパワーで駆け抜けた。
T.N.T、轟音響かせた初ステージ
YOSHIKI(X JAPAN)プロデュースのボーイズグループ・XYから派生した5人組バンド・T.N.Tは「Leap Of Faith」で1曲目から轟音のバンドサウンドを響かせ、ツインボーカルを務める手越祐也(Vo)とJAY(Vo)はそれぞれに伸びやかなロングトーンを聞かせる。アウトロで手越が「T.N.Tです、よろしく!」と声を上げると、続く「Swallowtail」ではKAIRI(G)とFURUTATSU(B)が長く伸びるステージサイドへと歩みを進め、エッジの効いたギター、ベースプレイで狂騒を加速させていった。2曲を終えると手越はこの日のライブがT.N.Tにとっての初ステージであることを伝え、メンバーを順に紹介。「この5人で最高の音楽を届けたいと思います!」と誓った。バンドのリーダー・KYOHEY(Dr)が「せっかくなのでXYの曲を」と「Crazy Love」をコールすると、手越とJAYは変幻自在のボーカルワークで甘美かつ退廃的な世界観を浮かび上がらせる。この日のために万全の準備を整えてきたと明かした手越の「俺がちゃんと皆様を優しくアテンドしますので」という約束とともに投下されたアッパーチューン「Fast Lane」では、彼のリードによって客席からも熱いシャウトの声が上がり、この盛り上がりに手越は「最高、どうもありがとう!」と笑顔を弾けさせた。初ライブとは思えぬほどの堂々たるステージングでぴあアリーナに熱いバンドサウンドを轟かせた5人が最後に届けたのは「My Beautiful Moment」。熱いムードを心地よくクールダウンさせる清涼感に満ちた演奏を聴かせ、手越は「みんなと同じ空間、夢を共有できて幸せでした!」と叫んだ。
最強の盛り上げ隊長!超特急
手越の「次はこの方々でーす!」という言葉に続き発車ベルの音が響くと超特急がステージへ。8号車(超特急ファンの呼称)のカラフルなペンライトに迎えられた9人は「Spice」を1曲目に投下し、緊迫感あふれるメロパートとダイナミックに全身を打ち鳴らすサビパートの緩急が効いたパフォーマンスで、聴衆を一気に引き込んでいく。シャープかつ妖艶な表情とダンスでオーディエンスを誘う「Steal a Kiss」では、挑発的な視線を投げるメンバーの表情がライブカメラに抜かれるたびに客席から悲鳴のような歓声が。2曲を終えての自己紹介では、3月31日に誕生日を迎えたハルの「20歳になって初めてのライブです! レッツエンジョ~イ!」という挨拶に続いて、タカシが「タカシやDayDay.!(タカシやで!)」と決めゼリフをアレンジし、シューヤの「キタ! これは決まった!」という声を誘った。カイが各出演グループのファンネームを客席に呼びかけるコール&レスポンスを経て、ユーキの「サビで一緒に踊ってください!」という声から「AwA AwA」へ展開すると、コロコロと表情を変えながら歌い踊る9人の動きに合わせ、客席のペンライトも左右に振り上がる。曲中、ハルは自身のセリフパートを「よーし、DayDay.だーい好き!」と言い換えて楽しく会場の熱を高めていった。
ライブ前半は表現力豊かにクールな一面、ポップな一面を提示した9人は「ジュブナイラー」でギアを切り替え、後半は全力で客席全体を巻き込んでいく怒涛のパフォーマンスを展開。リーダー・リョウガのセンター曲「超えてアバンチュール」の“ヘドバンタイム”で無心で頭を振り、タカシはデスボイスのアレンジで8号車を驚かせる。パフォーマンス中、メンバーは何度も「DayDay.」の“Dポーズ”を取り入れていたが、リョウガはここで“スッキリポーズ”を繰り出し、カイから「最低!」と怒られる場面も。底なしのショーマンシップで会場に笑顔をもたらした彼らが最後に届けた「Burn!」ではONE N' ONLY、BALLISTIK BOYZのメンバーも登場し、ステージ上も客席も“バッテンポーズ”のダンスでひとつに。タクヤ&NAOYA兄弟も“兄弟ケンカ”の仕草を見せながらも笑顔で共演を楽しみ、ファンを大いに喜ばせていた。
LOVEダンコラボも実現、THE RAMPAGE
マサヒロの紹介のもと、「DayDay. SUPER LIVE 2025」初日公演のトリとしてステージに立ったのはTHE RAMPAGE。うごめくような群舞から「蜘蛛の糸」をオープニングに届けた彼らは、真っ赤なレーザー光線が飛び交う舞台上、精緻な身のこなしと妖しいオリエンタルサウンドで聴衆を圧倒する。流れるように展開した「Stampede」では川村壱馬の流れるようなラップが炸裂し、16人はステージを大きく使ってダイナミックにパフォーマンス。浦川翔平が見せた軽快なアクロバットでも歓声を誘う。メンバーもRAVERS(THE RAMPAGEファンの呼称)も一斉に拳を掲げた「THROW YA FIST」で大きな一体感を形成すると「Drown Out The Noise」へ。気迫に満ちたRIKU、川村、吉野北人のボーカルとパフォーマーたちの躍動によって、客席の熱気はぐんぐんと上昇していく。
16人はその後も“攻撃”の手を緩めることなく、狂騒的なサウンドで盛り上がる「BURN」まで、5曲を一気に駆け抜けた。MCでは川村が2年連続のイベント出演を喜び、日テレでのレギュラーバラエティ「RUN!RUN!RAMPAGE!!」を告知。RIKUは「16人でライブする時間が幸せだし、僕たちらしくいられる時間だなと噛み締めてます」と、吉野は「衣装も新しく、かなり気合い入れてきました。いやあ、RAMPAGEカッコいいわ!」とそれぞれに思いを語った。そして、「最高の1日を締めくくりましょう!」という川村の呼びかけからなだれ込んだ「16BOOSTERZ」では、「LOVEダン」の上越高等学校ダンス部とのスペシャルコラボが実現。16人と高校生たちは一列に並んで一斉にランニングマンのステップを踏み、この壮観にオーディエンスは大きな歓声を送る。ラウドなロックサンドに伸びやかなボーカルが乗る「SWAG & PRIDE」でメンバーとRAVERSがパワフルにハンズアップし「DayDay.!」のコールでも大きな一体感が形成されたところでラストナンバーの「100degrees」へ。壮大なサウンドに乗せ、タイトル通り灼熱の歌とダンスを見せるメンバーはラストサビでステージの端から端まで大きく広がり、トップスを脱ぎ捨てて圧巻のラストダンスを踊った。
すべてのアクトを終え、全出演者がラインナップしたフィナーレ。各グループの代表が順にイベントの感想を語り、EIKU(ONE N' ONLY)は「こうやっていろんなグループのファンの皆さんが集まるイベントは素敵だなと思いますし、いろんな刺激をもらったので、これを糧にがんばります!」と、日高竜太(BALLISTIK BOYZ)は「皆さんが自分の推しグループ関係なく盛り上がってくれたのがうれしくて。皆さんに感謝です!」と、KAIRI(T.N.T)は「バンドのライブを初めて観るお客さんもいたかと思いますが、温かくノってくれてありがとうございました!」とそれぞれコメント。手越祐也(T.N.T)が「グループの垣根を超えて歌にノってくださって最高でした」、ハル(超特急)が「20歳になって初めてのライブ、楽しかったです。DayDay.ライブが20代最初のライブでよかったです!」と思いを伝えると、最後に川村壱馬(THE RAMPAGE)は「2年連続で招待いただいて、貴重な時間でした。僕らもすごい楽しくなっちゃいました!」と語った。
セットリスト
「DayDay. SUPER LIVE 2025」2025年4月11日 ぴあアリーナMM
LOVEダン
01. I'll be your HERO
ONE N' ONLY
01. Fiesta02. DOMINO03. YOUNG BLOOD04. Freaking Happy05. Hook Up06. Burn it out
07. EVOL