長友佑都が振り返る選手ミーティングの成果…第2節チュニジア戦へ「滉にももう一回したほうがいいと伝えた」
DF長友佑都
グループリーグの山場となる次戦に向け、気を引き締め直している。日本代表DF長友佑都(FC東京)は北中米ワールドカップの初戦、オランダとの劇的ドローに「“いい戦い”で終わらせちゃだめ」とばっさり。「結局引き分け。勝ち点1だから」と現状の立ち位置を改めて説いた。 オランダ戦は2度リードを許した中で、2度追いついてみせた。試合の流れが頻繁に変わる試合展開で、チームとしてどう立ち振る舞うか。長友は試合2日前に行った選手ミーティングの成果を挙げた。 「まず、失点する場合があると。そのことを想定して、失点したときはみんなバラバラになるんじゃなくて、一回ピッチの選手はまず集まろうと」(長友)。各々がそれぞれの場所で話し合うことはあっても、短時間でピッチ内の全員が集まって意思統一することは事前に決めていないと難しい。「これからどうしていくのかをみんなで話して、心をもう一回つなげる。そういう意味でも選手ミーティングで話したことが生きた」。思いの丈を話し合っただけでなく、全員で行うルール決めという観点でも、選手ミーティングが大きな意味を成した。 劇的な形で勝ち点1を奪取したなか、長友は第2節への警戒を強める。前回のカタール大会では初戦のドイツ戦での劇的勝利から第2節で0-1と敗戦。対戦したコスタリカは初戦でスペインに0-7で敗れており、選手たちは「いま思えばちょっとふわっとしていた」(長友)。5大会連続でW杯に参加するベテランはシチュエーション的にも重なる部分があることを認め、「慢心は絶対だめ」と力を込めた。 危機感を募らせる長友はキャプテン板倉滉に提案をした。「滉にももう一回選手ミーティングをしたほうがいいと僕からも伝えた」。選手ミーティングを1大会中に数度行ったことはあれど、2試合連続で試合前に行うのは「今までなかった」という。それでも「本当に気を引き締めてやらないと足元を掬われる可能性は大いにある」と強調する。 それほどまでに意識統一を徹底したい理由について、長友は「(今回も)ふわっとしたことを感じたというより、カタールの時のことを二度と繰り返したくないという危機感」と話す。「もし一人でもそれがあるのであれば、それは伝える必要があると思った」。前回の思いを再び味わうことがないように、できることはすべて、全員で突き詰めていく。 (取材・文 石川祐介)●2026ワールドカップ(W杯)北中米大会特集●2026ワールドカップ(W杯)大会日程・テレビ放送▶日本代表の最新情報や取材裏話は『ゲキスタ』で配信中