【渋谷区】東京・表参道で、ゴミが散乱しなくなった理由は最先端ロボットゴミ箱SmaGOにあった(渋谷ライダー)

 ロボットの定義として、経済産業省では「センサー、知能・制御系、駆動系の3つの要素技術を有する、知能化した機械システム」と定義しています。一般的なイメージとしては、ロボットとは「何をしているのか見て分かるもの」だと考えがちです。しかし一見、ロボットに見えない何をしているのか分からないロボットが街の中にいます。

2025年大阪・関西万博「ロボットエクスペリエンス」に出展

 東京・表参道に設置されたスマートなゴミ箱「SmaGO」の存在が話題になっています。「SmaGO」は表参道の13箇所に設置されており、作家による洗練されたラッピングデザインが街のアイコンとしての役割を果たしています。このゴミ箱は関西万博の「ロボットエクスペリエンス」に出展されました。

見た目のデザインだけではないゴミ箱「SmaGO」の働き

 「Sma GO」は捨てられたごみを内部で自動的に圧縮し、容量を約5分の1に減らしています。これにより、ごみがあふれることを防止しています。また、ごみ箱内のごみの量は「Sma GO」自身が自動的に通知を送っており、クラウド上でごみ回収のタイミングを管理できています。このごみ箱はIoT技術を活用しており、収集したデータをAIに送信することで効率的な運用を実現しています。音や言葉を発することはありませんが、内部には高度なロボット技術が搭載されていると言えます。

原動力として地球環境に配慮したソーラー発電を使用しています。

表参道の街では、「Sma GO」の設置によってごみのあふれる様子や飲みかけのジュースカップがごみ箱周辺に置かれる光景は見られなくなりました。このごみ箱は、静かに、そして確実に街の美化を支えている存在です。

足でもゴミ箱の蓋が開くように設計されています。

アートでもある「Sma GO」は表参道のアイコン

表参道は特にファッションに関心のある人々が集う場所であり、従来のゴミ箱の存在は街並みに対して違和感を与えていました。しかし、「SmaGO」はその違和感を解消し、街に自然に溶け込むデザインを実現しました。アート表現の一部として評価されることによって、単なるゴミ箱の枠を超えた新しい存在として注目されています。

このラッピングは、HERALBONY Co.,Ltd.とのコラボで実現したものです。

作品名:「So-cold crescendo.」

作者:谷田 圭也之 Kayano Tanida (個人|タイ/チェンマイ)

作品名:「朝焼け」

作者: 伊藤 大貴 Daiki Ito(あいアイ美術館|埼玉県)

「Sma GO」の利用者層

 一方で、観察された時間内において「Sma GO」を利用していたのは主に10代、20代、そして海外観光客でした。シニア層や高齢者の利用は確認されておらず、一部の世代においてゴミ箱として認識されていない可能性もあります。この状況を踏まえ、より多くの人々に「Sma GO」の存在を周知する取り組みが必要であると考えられます。

 これまで単なる廃棄物を収容する道具としての役割を担ってきたゴミ箱が、このような驚くべき機能を備える時代に突入しました。未来のゴミ箱としてさらに進化を遂げる可能性も秘めています。 道に落ちたゴミを自ら拾い、回収する能力を持つゴミ箱の登場も期待されます。このような技術が実現すれば、清掃活動の効率化や環境保護への貢献が期待されます。遠い未来の話ではなく、近い将来に現実のものとなる可能性があります。

webライター(東京都渋谷区)

Yahoo!ニュース エキスパート 地域クリエイター(東京都渋谷区担当)です。よろしくお願いします。

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