【採点&寸評】鹿島2連勝 樋口雄太のキックから2得点、途中投入選手もそれぞれのミッション遂行
◆明治安田J1リーグ▽第3節 鹿島2―1新潟(26日・カシマ)
鹿島は新潟を2―1で下し、2連勝で勝ち点を6に伸ばした。
採点と寸評は以下の通り。
鬼木達監督【6・5】知念、舩橋INで停滞感打破。小池、樋口を別ポジションに回す判断も含め、采配で決勝点をもぎ取り、采配で決勝点を守り切った
GK早川友基【6・0】糸を引くようなボランチへの展開は見事。ただ、CKの失点シーンは責められないが、そのCKを与えたプレーはスローインにできた
DF濃野公人【5・5】猿も木から落ちる、濃野もシュートを空振りする。途中交代により、不本意ながらも体力は温存。中2日の次戦で挽回へ
DF植田直通【6・0】チームとして背後を突かれる場面もあったが、決定機自体はほとんど作らせず
DF関川郁万【6・5】目には目を、歯には歯を、ニアそらしにはニアそらしを。まさに「紙一重」の芸当でOG誘発。持ち運びの姿勢も素晴らしい
DF安西幸輝【6・0】組織として左サイドの守備は今一つハマっていなかったが、個の馬力でカバー
MF樋口雄太【7・0】2得点とも、右足の切れ味鋭いキックが起点。ポストに1アシスト、バーに1ゴール阻まれてしまったが、右足は唸(うね)りを上げていた。MOM
MF柴崎岳【6・0】パスミスはほとんど見られず、正確無比なゲームメイク。J1通算200試合出場を、ワンクラブで達成
MF小池龍太【7・0】ネットを突き破らんばかりの龍が如き強烈ボレーで先制点。どこが本職か、とかではなく、与えられたポジションを本職にしてしまう万能さがある
MF松村優太【6・0】交代1番手となってしまったが、攻撃時は効いていた。スピードが生かせない場面でのプレーの選択肢が、1年前より格段に増えた
FW鈴木優磨【6・0】効果的プレスで、手練れの相手GKやセンターバックのミスを誘発。(こちらも)全て鹿島の一員としてJ1通算200試合出場達成
FWレオセアラ【6・0】ボックスストライカーながら、ペナ外でも存在感を発揮できることは大きい。シュート4本全て空砲も、自陣まで戻る守備や献身性はチームを助けた
MF師岡柊生【6・5】後半16分IN。ボールがなかなか前進しないなあという時は、彼をピッチに置けば万事解決。ドリブルでもキープでもコンビネーションでも前進
MF知念慶【6・5】後半31分IN。背中から湯気が出ていたような。覇気というか、威圧感というか、見えない力でオウンゴールも誘発
MF舩橋佑【6・5】後半31分IN。投入直後にCK獲得につながるプレー。ガッツと技術も示し、起用に応えた
DFキムテヒョン【―】後半48分IN。鹿島デビュー。5バックシフトで戦術の幅を広げる。出場時間短く採点なし
FW徳田誉【―】後半48分IN。出場時間短く採点なし
谷本涼主審【5・0】自分が選手だったら、という視点を。危ないのは当然嫌、様子伺いの間(ま)も嫌、変なタイミングでの笛も嫌、なはず
※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ(採点・岡島 智哉)