「デカくて間抜けな犬みたい...」娘のために作った落ち葉の山で遊ぶ「予想外の訪問者」にネットほっこり(海外)(ニューズウィーク日本版)
ある家族が2歳の娘のために落ち葉の山を作ったところ、思いがけず野生動物に遊び場を提供する結果となってしまった。 【動画】「デカくて間抜けな犬みたい...」娘のために作った落ち葉の山で遊ぶ「まさかの訪問者」にネットほっこり メリーランド州アナポリス在住のケイト・ハウザー・ピーターズ(35歳)は、夫が娘のために作った落ち葉の山で起きた驚きの瞬間を撮影することに成功した。 ピーターズは本誌に「娘は落ち葉の山に飛び込んで大はしゃぎでした」と語った。しかし翌日、自宅に一人でいた彼女が目にしたのは言葉を失うような光景だった。 11月24日、彼女はTikTokアカウント(@katehouserpeters)に動画を投稿。最初に映し出されたのは、娘が大きな落ち葉の山で飛び跳ねて遊ぶ様子で、多くの人にとっては懐かしい幼少期のひとコマだ。 しかし映像は突如切り替わり、今度は2頭の野生のシカが登場する。1頭は落ち葉の山のそばに立ち、もう1頭はその中で跳ねたり、鼻で葉を巻き上げたり、後ろ脚で蹴ったりと、人間の子供のように遊んでいる。 ピーターズは動画に「悪いニュースばかりの世の中ですが、娘のために夫が作った落ち葉の山で遊ぶシカの映像をどうぞ」と書き込み、「これまで見た中で一番かわいい」とキャプションに記した。 彼女は本誌に「珍しいことではありません。家の裏が森に面していて、シカはよく見かけます」と語り、「シカが落ち葉の中で跳ね回り始めるのを見た瞬間、本当に感動しました。まさに娘が前日同じことをしていたので」と付け足した。 その瞬間を夫と娘に見せたくて急いでスマホを取りに行ったという。帰宅した娘に動画を見せたところ、「娘は口を手で押さえて息をのんで、笑い出しました」と話す。
TikTokユーザーも同じ反応を示し、動画は74万回以上再生された。ある視聴者は「癒された」と綴っている。 他にも「安全だと感じるとシカは本当に無邪気になる」「シカってデカくて間抜けな犬みたい」などのコメントが寄せられた。 さらに「シカは遠くからあなたの赤ちゃんを見て葉っぱの山で遊ぶ方法を学んだのかも」という声や、「親子のシカじゃない? 母シカは『あの子疲れて寝てたし、うちの子もそうなってくれるかも』って思ったんじゃ?」と冗談を交えた推測もあった。 メリーランド州全域に生息するオジロジカは、寒い季節になると赤い毛が茶色へと変わる。同州天然資源局によれば、子ジカは通常5月から6月に生まれ、冬の間は母親と一緒に過ごすことが多い。 ピーターズは本誌に「本当に心温まる瞬間でした」と語った。 「私たち人間は多くの動物とそんなに違わないんだなと実感しました。子供はやっぱり子供ですね!」
レイチェル・オコナー(生活・トレンド担当)