イランが湾岸の主要渡航拠点を攻撃、煙が充満したドバイ空港で乗客避難

(CNN) 世界で最も利用者の多い空港の一つであるアラブ首長国連邦(UAE)ドバイの国際空港で1日、イランによる攻撃があったと伝えられる中、乗客が避難する出来事があった。イランが、米国と友好関係にある湾岸諸国の交通の拠点に対して攻撃を行った。

映像には、煙が充満したドバイ国際空港の通路から人々が逃げ出す様子が映っている。当局は職員4人が負傷したと確認した。

空港当局は避難のきっかけについて明らかにしていない。ロイター通信は、情報筋の話として、夜間のイランによる攻撃で空港のターミナルの一つが損傷したと伝えた。

UAEのドバイは、中東の観光や貿易の拠点で、同空港は世界有数の利用者数を誇る。

UAEの空港は世界各地を結ぶ乗り継ぎ拠点としての地位を確立している。公式統計によると、昨年はドバイとアブダビの空港で計1億2770万人の乗客を扱った。

カタールやバーレーンなど他の湾岸諸国も攻撃を受けており、不安定な地域の中で高級な避難先として磨き上げてきた各国のイメージに傷がついた。

UAE、カタール、バーレーンはいずれも米軍基地を受け入れており、イランは米国とイスラエルの攻撃で最高指導者ハメネイ師が死亡したことへの報復として、これらの国々を標的にした。

ドバイ空港によると、コンコースの一部が「軽微な損傷」を受け、1日の避難では緊急対応チームが「直ちに出動」した。職員4人が負傷し、迅速に医療措置を受けたという。

目撃者はCNNに対し、緊急事態を受けて救急車が空港に向かったと語った。

ドバイ空港は、市内の二つの主要空港を発着するすべての便について、追って通知があるまで運休することを確認した。

ドバイの高級住宅街パーム・ジュメイラでは、フェアモントホテルが爆発して炎上した。CNNが確認した動画には、ドローンが地面に向かって急降下するとみられる瞬間が映っていた。

UAEでは、やはり主要な国際便の拠点であるアブダビのザイード国際空港でもドローン攻撃があり、1人が死亡、7人が負傷した。同空港がSNSの声明で明らかにした。

カタールでは首都ドーハ上空でミサイルが迎撃された。バーレーン国際空港の当局者は、ドローン攻撃で施設が損傷したと明らかにした。

CNNが位置情報を特定して検証した映像では、バーレーンの首都マナマの高層住宅で大規模な火災が起きている様子が確認された。

中東上空の広範な空域は週末に閉鎖された。

航空各社は、ドバイやアブダビを含む地域全体で運航を停止した。航跡追跡地図では空域がほぼ空になっている様子が示された。

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