生きたヘビつかむ・子グマ死骸で事故偽装・脳の寄生虫 ケネディ厚生長官の動物奇譚

 発信地:ワシントン/米国 [ 米国 北米 ]

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【5月28日 AFP】ロバート・ケネディ・ジュニア米厚生長官がのたうつ2匹の黒いヘビを素手でつかむ動画が拡散されたことで、同氏がこれまでに引き起こしてきた動物にまつわる奇譚(きたん)に再び注目が集まっている。

ケネディ氏は、陰謀論に近い異端な考えを持っていることで知られる一風変わった閣僚で、常に物議を醸している。

同氏はワクチン懐疑派として知られ、幼少期の予防接種と自閉症を根拠を示すことなく関連付けたほか、水道水へのフッ化物添加は安全ではないと主張している。

さらに、ケネディ氏のエキセントリックなイメージをさらに際立たせるように、動物が絡んだ奇行に関するエピソードが数多く浮上している。

ケネディ氏は2024年に公開した動画の中で、10年前にニューヨーク州北部で車にひかれた子グマの死骸を偶然見つけ、皮を剥ごうと思って自分の車に乗せたものの、最終的にその計画を断念し、ニューヨーク市のセントラルパークに子グマの死骸と自転車を一緒に置き、自転車事故であるかのように偽装したことを認めた。

この出来事は、長年にわたり当局を困惑させていた。

ケネディ氏の娘が語ったところによると、同氏はマサチューセッツ州の海岸に打ち上げられたクジラの死骸から、チェーンソーを使って頭部を切り落としたこともあるという。

そのクジラの頭をファミリー向けミニバンの屋根にひもでくくり付け、自宅へ持ち帰って頭蓋骨を研究したとされる。

同様に、ケネディ氏は2026年に出版された伝記の中で、車にひかれたアライグマの死骸から陰茎を切り取って研究したとも明かしている。

さらに別の事例では、ケネディ氏が記憶喪失を訴えた後、脳内から寄生虫の死骸が見つかったと米紙ニューヨーク・タイムズ紙が報じた。ケネディ氏本人は、後遺症なく回復したと主張している。

1968年大統領選で民主党の候補指名争いに出馬中に暗殺されたロバート・ケネディ元司法長官を父親に持つケネディ氏にとって、これらのエピソードはどれも恥じるようなことではないようだ。

米紙ワシントン・ポストのコラムニスト、モニカ・ヘッセ氏は「彼(ケネディ氏)は、私たちのほとんどが夢にしか見ないような動物との関係性を築いている。もっとも、夢と言っても悪夢なのだが」と皮肉を交えてつづっている。

■「まねをしないで」

最新の動物との冒険において、ケネディ氏は26日、テラスの隅にいた2匹の細長い黒いヘビの尻尾をつかんで持ち上げる自身の動画をX(旧ツイッター)に投稿した。

ネクタイにドレスシャツという服装の同氏は、のたうつヘビを掲げて笑みを浮かべている。

動画の一コマでは、ケネディ氏がヘビの一匹にかまれたように見える場面もあり、画面外から女性が「ボビー、ボビー、お願いだからやめて」と制止する声が聞こえる。

ケネディ氏は「オズ医師の家のテラスからr ブラックレーサー2匹を駆除するのを、シェリルが応援してくれている」とのキャプションを添えた。これは、妻で俳優のシェリル・ハインズ氏を指したものとみられる。

メフメト・オズ氏は、ケネディ氏がトップを務める厚生省傘下機関で、高齢者や低所得者向け公的医療保険を所管するメディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)の所長。

米国立公園局(NPS)によると、ブラックレーサーは「無毒で、手を出さなければ人に害をなさない」という。

だが、「ヘビ保全センター」のキャメロン・ヤング氏はAFPに対し、かまれることがあるので、ブラックレーサーを素手でつかんではならないと警告。

「私が最も懸念しているのは、人々が彼のまねをすることだ」と語った。(c)AFP

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