<1分で解説>田久保市長、ついに失職か…伊東市議選後の流れは?

伊東市議選の立候補届け出が締め切られた後、報道陣の取材に応じる田久保真紀市長=静岡県伊東市大原2の伊東市役所前で2025年10月12日午後5時12分、若井耕司撮影

 静岡県伊東市で市議会議員選挙(定数20)が12日、告示されました。学歴詐称疑惑を追及された田久保真紀市長が不信任決議を受けて市議会を解散したことがきっかけです。市議選は19日に投開票を迎えます。市長の進退にも影響するため、注目を集めています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「伊東市議選と市長の進退問題」を解説します。

Q 伊東市の市議選はどうして行われることになったの?

A 田久保真紀市長が学歴詐称疑惑を追及され、市議会は田久保市長に対する不信任決議を可決しました。そこで田久保市長が市議会を解散し、新しい議員を選ぶ選挙が行われることになりました。

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Q 不信任決議って何だろう?

A 市議会が「この市長には市政を任せられない」と判断したときに出すものです。決議が可決されると市長は辞めるか、市議会を解散することになります。

Q 新しい議員が選ばれた後はどうなるの?

A 臨時議会で3分の2以上の議員が出席し、過半数が再び不信任決議案に賛成すると、市長は自動的に失職します。

Q 今回の選挙には何人が立候補したの?

A 前に市議だった18人と、新しく立候補した12人のあわせて30人が立候補しました。

Q 市長を支持する人は何人くらいなの?

A 田久保市長を支持する候補者が7人当選すれば市長は失職を避けられます。ただ、アンケートでは候補者26人が不信任に賛成する意向を示していて、田久保市長が失職する可能性が極めて高くなっています。

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