AI「グロック3」、近くリリース 既存製品上回る=マスク氏

 2月13日、米企業家イーロン・マスク氏(写真)は、同氏が率いる新興企業xAIの最新対話型AI(人工知能)「Grok(グロック)3」について、開発の最終段階にあり1─2週間でリリースされるとの見通しを示した。2月13日、ドバイで撮影(2025年 ロイター/Amr Alfiky)

[ドバイ 13日 ロイター] - 米企業家イーロン・マスク氏は13日、同氏が率いる新興企業xAIの最新対話型AI(人工知能)「Grok(グロック)3」について、開発の最終段階にあり1─2週間でリリースされるとの見通しを示した。

ドバイで開催されている世界政府サミット(WGS)にオンラインで参加し、「Grok3は非常に強力な推論能力を持っている。これまで実施したテストでは、今までリリースされたどの製品よりも優れた性能を示している。これは良い兆候だ」と述べた。

米オープンAIについて、営利と非営利の二重の役割を持っていたからここまで成功したとの見方を示し、「同社は非営利の部分を完全に消し去ろうとしており、それは行き過ぎだと思う」と語った。

米政府効率化省(DOGE)を率いるマスク氏は、「米経済は4─5%成長し、政府支出は国内総生産(GDP)の3─4%、1兆ドル以上削減できる可能性がある」との見方を示した。

「その結果、2025─26年はインフレが起きない。これは非常に注目に値する」と語った。

国際問題について、「一般的に他の国々については、それぞれの国のやり方に任せるべきだと思う」と述べた。米国はこれまで「強引」だったため「自国のことに専念すべきだ」との考えを示した。

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Yousef covers Middle East energy out of Dubai, paying close attention to Gulf state oil giants, their roles in the ambitious region's transformational plans and the shift to green energy. He previously covered Gulf financial and economic news, with a focus on the fast-growing capital markets there. He joined Reuters in 2018 in Cairo, where he covered Egypt and Sudan, including its uprising. He previously had stints at a local paper in Cairo and in D.C. as an intern at Politico during the 2016 U.S. presidential election.

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