【注目】iPhoneに新機能!マイナカード搭載へ「持ち歩かなくて楽になる」一方で安全性に不安の声も|FNNプライムオンライン

バージョンアップのたびに次々と新たな機能が発表される、アップルのiPhone。 そこにまた、生活が便利になる機能が搭載されると注目されているんです。

26日のテーマは「iPhoneにマイナカード搭載?安全性は?」です。

実は2024年5月、岸田前首相とアップルのティム・クックCEOがテレビ会談を行い、2025年の春からiPhoneにマイナンバー機能を搭載することで合意していたんです。

それから約9カ月が経ちましたが、いよいよ現実味を帯びてきました。

発見したのは、何とアメリカのメディア関係者。 もうすぐ正式に公開されるとみられる新しいソフトウェアのサンプル版に、マイナンバーカードのキャラクターロゴを発見したというんです。

米メディア関係者: 日本の「マイナンバーカード」デジタルIDが、iOS18.4でApple Walletに搭載されます。

「Apple Wallet」という、クレジットカードや交通系ICカード、イベントのチケットなどが管理できるアプリに搭載されるといいます。

ITジャーナリスト・三上洋さん: 18.4という現在開発者バージョンで出ているものに、このアイコンが見つかった。直近でマイナンバーカードの内蔵がiPhoneでできるだろうという見込みが出てきた。

三上さんによりますと、リリースの時期は4月から5月ごろになる可能性もあるといいます。

iPhoneユーザーの皆さんにマイナンバーカードの搭載について聞いてみると、「携帯で内蔵されてそのまま使えるのなら、今カードで持ってるのを持ち歩かなくていい。保険証と合体して今後使えたりするから興味はある」「楽にはなると思う。携帯は常に離さないものなので、忘れることなくいられる」といった声が。

では、具体的にはどんないいことがあるのでしょうか。

ITジャーナリスト・三上洋さん: iPhoneにマイナンバーカードが入ることで、マイナンバーカードをいちいち持ち歩かなくていいというメリットが生まれる。例えばコンビニで住民票を取りたい、役所に登録に行く、そのときにマイナンバーカードを持ってなくても、便利にスマホでiPhoneだけで使える。

まだ正式決定しているわけではないんですが、一方で、街の方からは「便利になるのはいいと思うが、セキュリティー面が心配」「iPhoneや携帯は個人情報すごく入っているが、(さらに)マイナンバーでもっと大事な個人情報が追加されるのはセキュリティー面として危ない気がする」という声も上がっているようです。

大丈夫と言われても、確かに皆さん不安ですよね。 便利機能がスマホに全部入るとなると、気になるのはセキュリティーです。

ITジャーナリスト・三上洋さん: マイナンバーカードをiPhoneに入れることで、iPhone側のセキュリティー機能を使えます。iPhoneでは、置き忘れた場合に遠隔操作でロックをかける、場合によっては消去することができる。

では、マイナンバーカードを利用する機会が多い病院はどう感じているのでしょうか。

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長: 現時点では、スマホのマイナ保険証は対応できてない。ソフトウェアのバージョンアップ、あるいは機械そのものの入れ替えが必要という見通し。機器が高度化すればするほど、不具合が出たときに、ここぞとばかりに詐欺まがいのことをする人も出てくる。そういう負担も考えると、管理者側、医療者側として、やはり不安もあるのは否めない。

期待も大きいiPhoneへのマイナンバー機能搭載ですが、現場が混乱しないように、しっかりとした対応をお願いしたいと思います。

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