百合子さまの斂葬の儀 瑶子さま「金髪ピンクメッシュ」は上品な栗色に 承子さま「細眉と茶髪」の平成ギャルスタイルで参列されたことも

斂葬の儀で、百合子さまの祭壇へと向かう三笠宮家の彬子さま=2024年11月26日、東京都文京区の豊島岡墓地 この記事の写真をすべて見る

 101歳で亡くなられた三笠宮妃百合子さまの本葬にあたる「斂葬(れんそう)の儀」が11月26日、東京都文京区の豊島岡墓地で営まれた。百合子さまの温かなお人柄を慕って参列者が集まり、最後のお別れのために長い列をつくった。孫の三笠宮家の彬子さまが喪主を務め、皇族総代の高円宮妃久子さま、彬子さまの妹の瑶子さまら親族は、百合子さまを見送った。

【写真】承子さまが茶髪、細眉の「平成ギャル」スタイルで儀式に参列された頃

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 宮内庁楽部による雅楽の葬送曲「竹林楽(ちくりんらく)」が奏でられるなか、豊島岡墓地をゆっくりと進む霊車。そして、百合子さまの棺は、喪主の彬子さま、皇族代表の高円宮妃久子さま、三笠宮家の瑶子さまら親族に伴われて葬場に安置された。

「斂葬の儀」が営まれる間、黒く長いベールで顔を覆った彬子さまは、ときおり白いハンカチで涙をおさえながら、参列者の拝礼を静かに見守っていた。  ​

 百合子さまの祭壇に向かって、右の幄舎(あくしゃ)には秋篠宮さまご夫妻や天皇、皇后両陛下の長女愛子さまら皇族や親族が着席していた。

 最前列の中央に近い位置には、喪主である彬子さまが、その隣には皇嗣の秋篠宮さまと皇嗣妃の紀子さまが座り、2列目に天皇、皇后両陛下の長女愛子さま、秋篠宮家の次女佳子さま、そして長男の悠仁さま、常陸宮妃華子さま、三笠宮家の瑶子さまと続いた。  

金髪ピンクメッシュは栗色に

 瑶子さまは、悲しみをこらえるように口をかたく結び、すこしうつむくようにされていた。

 10月に催された秋の園遊会では、金髪にピンクメッシュを入れた華やかな髪型をされていたが、百合子さまの逝去に伴う一連の儀式では髪色を戻し、この日の瑶子さまの黒いベールからは、上品な栗色の髪がのぞいていた。

 参列者のひとりは、こう振り返る。

「瑶子さまの髪色について最近、マスコミでも騒がれていたようですが、おぐしを気に留める方などそう多くはないでしょう。各国の駐日大使はそれこそ、金髪やウェーブをなびかせている方、鮮やかな民族衣装をお召しの方もおられてカラフルな光景。瑶子さまは大人でいらっしゃるし、学校の校則のように黒髪こそ皇族にふさわしいという訳でもないのでは……」


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三笠宮妃百合子さまの斂葬の儀では、三笠宮家の彬子さまも瑶子さまも涙をぬぐわれていた=2024年11月26日、東京都文京区の豊島岡墓地

 儀式では、百合子さまの祭壇に拝礼して席に戻る際に、喪主の彬子さまと親族方に対して一礼をして着席するのが流れだ。しかし、それぞれの国の習慣の違いなのか、駐日大使の一段が拝礼した際には、コートのポケットに手を入れたまま、彬子さまに一礼する参列者もいた。  

弓なりの細眉に茶髪の「平成ギャル」風

 髪の色と言えば2002年に、高円宮さまが亡くなられた。「斂葬の儀」にあたって、当時高校生だった長女の承子さまが、シャギーの入った茶髪のまま参列されて話題を集めたことがあった。

 今では落ち着いた大人の女性の雰囲気を持つ承子さまは、故・高円宮さまの墓所祭などでも長女として立派に務めを果たされている。

 しかし、このときは流行していた眉尻をキュッとカーブさせて弓なりに描いた細眉に、シャギーの入った明るい茶色のストレートヘアにミニ丈まであげた制服。ルーズソックスではないものの髪型やメイク、装いともにソフトな「平成ギャル」風のスタイルのまま、参列されたのだ。

 当時を知る人物は、こう振り返る。

皇族といえども親に反発する時期はあります。そうした時期でしたし、父である殿下の急逝で、髪を染め直すどころではなかったのでしょう」

2002年に急逝された故・高円宮さまの斂葬の儀で、並んだ久子さまと長女・承子さま、次女・典子さま(当時)、三女・絢子さま(当時)=2002年11月、東京都文京区の豊島岡墓地

 そしてこの日の百合子さまの「斂葬の儀」。三笠宮家の事情を知る人物は、幄舎に着席した皇族方を目にして、険しい表情を見せていた。

 百合子さまの長男である故・寛仁親王の妃である信子妃殿下は、逝去にともなう一連の儀式に参列されていなかった。百合子さまが亡くなられた11月15日の午後に、信子さまも三笠宮邸を訪れたものの、弔問はできなかったとも言われている。

「ご本人が望んでおられないのならやむをえませんが、参列したくても阻止されたのであれば、禍根を残し、亀裂を深めることになる。もちろん、三笠宮家の方にしか本当の事情は分かりません。それでも残念、遺憾といわざるを得ません」

 そして、京都を拠点に活動を続ける彬子さまと、宮邸で百合子さまのそばで寄り添ってきた瑶子さまの間にもすれ違いが生じつつある、とも噂されている。三笠宮家の「新当主」の行方など、整理すべき事柄はすくなくないようだ。  


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