Google Playの大掃除をしたら、160万個のゴミアプリが消えた
お掃除、お疲れ様です。
昨年夏、ギズモードでは「Googleがゴミアプリを弾くポリシーをついに発表」とお知らせしましたが、今回はその続報です。
2024年8月31日、Google(グーグル)は以下のようなアプリをGoogle Playストアから排除するポリシーを制定しました:
・用途や機能のないアプリ
・壁紙を1枚しか提供しないアプリなど、コンテンツが少なく、よいユーザー体験が得られないもの
・そもそもインストールできないアプリ
・テキストやPDFファイルをアプリとして配布しているもの
それから約1年、アプリ情報プロバイダーのAppfiguresによる最新分析によると、2024年初頭から現在までに、Androidアプリマーケットプレイスに登録されているアプリ数は約340万個から約180万個に減少しました。実に160万個、全体の約47%が排除されたことになります。
Appleよりゆるめだった、Googleのアプリ審査
ただ、世界中のあらゆるアプリがこのトレンドに乗っかっているというわけではありません。たとえば、同時期のApple(アップル)のiOS App Storeを見ると、アプリ数は160万個から約164万個へとわずかに増加しています。
Appleはもともと公開前に厳格なアプリ審査を実施していましたが、Googleはアプリ審査をスピーディーに行なうため、要件は比較的緩かったといえます。その分、審査期間は短縮されましたが、質の悪いアプリがGoogle Playストアにあふれていたのです。
2024年、Googleは取り締まり強化に本腰
Googleはストア上でアプリ数が減少したことについて、新ポリシーが要因となったことを認めました。新たな審査体制では検証要件の拡大や、詐欺系アプリ防止のため機械だけでなく人間によるレビューを強化しているとのこと。
さらに同社は、2024年には脅威検出のためのAI、プライバシーポリシーの強化、開発者ツールの改善などにも投資。Googleによると、236万件のアプリがポリシー違反でPlayストアへの公開が差し止められたそうです。さらに、有害アプリを公開しようとした開発者アカウント15万8000件以上がバンされました。
ユーザにとっては、質の悪いアプリや詐欺アプリがストアから消えてくれるのは願ってもいないことなので、ありがたい話。というか、もっと早くやっておいて…とも思います。
Source: Techcrunch