「落下の王国」4Kデジタルリマスター公開、オリジナル版でカットされたシーンを追加

ターセムが監督したカルト的ファンタジー大作「落下の王国」の4Kデジタルリマスター版が、11月21日に東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、グランドシネマサンシャイン 池袋ほか全国で公開。今回のバージョンには、オリジナルの劇場公開版でカットされたシーンが新たに追加される。

1915年を舞台にした本作は、映画の撮影中に大けがを負って入院したスタントマンのロイが、同じく入院中の5才の少女・アレクサンドリアに冒険物語を聞かせ始めることで展開。自暴自棄になっていたロイは動けない自分に代わって、自殺するための薬をアレクサンドリアに盗んで来させようと考える。そのために「愛する者や誇りを失い、深い闇に落ちていた6人の勇者たちが力を合わせて悪に立ち向かう」という思い付きの“愛と復讐の叙事詩”を語っていく。

「ザ・セル」で知られるターセムが構想26年、撮影期間4年という歳月を掛けて作り上げた「落下の王国」。13の世界遺産、24カ国以上を巡って撮影が行われた。衣装は石岡瑛子が手がけたほか、ターセムの盟友であるデヴィッド・フィンチャースパイク・ジョーンズもスタッフとしてクレジットされている。キャストにはリー・ペイスカティンカ・アンタルーらが名を連ねた。

本日9月6日は、17年前に本作が日本公開された日。それに合わせて解禁されたポスタービジュアルには、インドのラダック地方にある塩湖・パンゴンツォで撮影されたカットが使われている。グラフィックデザイナー塚本陽がポスターデザインを担当した。

映画配給はショウゲートが担う。なお「落下の王国」は2008年の日本公開以来、国内での配信は行われていない。

この記事の画像(全1件)

©2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.

リンク


Page 2

関連記事: