ファンドマネジャー、記録的なペースで米国株売却=BofA
4月15日、BofAグローバル・リサーチが明らかにした月例のファンドマネジャー調査によると、2月以降の米国株の売却ペースが過去最高となった。ニューヨーク証券取引所で14日撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[ロンドン 15日 ロイター] - BofAグローバル・リサーチが15日明らかにした月例のファンドマネジャー調査によると、2月以降の米国株の売却ペースが過去最高となった。
記録的な数のファンドマネジャーが米国株への配分を引き下げる方針を示しており、今後もこうした傾向が続く可能性が高い。
月例調査では米国株はネットで36%のアンダーウエート。過去2年近くで最大のアンダーウエートとなった。2月以降、53%ポイント低下しており、低下幅は過去最大。
大多数のファンドマネジャーが市場の最大のリスクとして、世界的な景気後退を引き起こす貿易戦争を挙げた。
調査はファンドマネジャー164人(運用資産総額3860億ドル)を対象に実施した。
世界的な景気後退を予想したファンドマネジャーはネットで42%。2023年6月以降で最も多く、過去20年間で4番目に高い水準だった。
また73%が「米国例外主義」というテーマがピークを過ぎたと回答。49%が「金のロング」に最も取引が集中していると答えた。これまでは24カ月連続で米大手ハイテク株との回答が寄せられていた。
ドルが今後1年で下落するとの予想はネットで61%で、06年5月以降で最多だった。
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