トランプ氏就任2日目、共和党幹部との会合や「大規模な」発表予定
トランプ米大統領は就任2日目となる21日、4年ぶりにホワイトハウスから1日をスタートさせた。多数の大統領令を発令した初日に続き、この日も2期目の戦略を策定するための一連の会合やイベントを予定している。
トランプ氏は午後に、上下両院の共和党トップであるスーン上院院内総務、ジョンソン下院議長と会談する予定だ。
計画に詳しい政府関係者によると、3人は共和党の立法議題と可決に向けたアプローチについて話し合う予定。その後、より多くの共和党幹部を交えた会合で、大統領の看板政策である減税延長といった優先の立法課題の実現に向けた方策を検討する。
トランプ氏はその後、記者会見を行う予定だ。ホワイトハウスのレビット報道官はFOXニュースとのインタビューで、会見は「大型のインフラ構想」についてだと説明。だが、詳細には踏み込まず、「大規模な発表になることは言える」と話した。
トランプ氏は前日、就任式直後から大統領令を相次ぎ発令。国境警備の強化や石油掘削の推進、「パリ協定」や世界保健機関(WHO)からの離脱、中国系動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」禁止措置の75日間猶予などを矢継ぎ早に打ち出した。この日も、さらなる大統領令を発令する可能性がある。
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一方で、トランプ氏は選挙戦で掲げていた全面的な関税の発動を初日は見送り、実施への準備を進める措置にとどめた。メキシコとカナダからの輸入品に最大25%の関税を2月1日までに賦課することを計画していると表明する一方で、初日の対中関税の発動は見送った。全ての国・地域からの輸入品に対する一律関税を即時に課すことは考えていないとも述べている。
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原題:Trump Enters Day Two With GOP Meetings, ‘Massive’ Announcement(抜粋)