欧州委員長搭乗機でGPS使えず、ロシアの電波妨害か 東部視察中

フォンデアライエン欧州委員長を乗せブルガリアに向かっていた飛行機で31日、衛星利用測位システム(GPS)が妨害されたが同機は無事に着陸した。ポーランドのオジェラニ・マウェで31日撮影。提供写真(2025年 ロイター/Agnieszka Sadowska/Agencja Wyborcza.pl)

[ブリュッセル 1日 ロイター] - フォンデアライエン欧州委員長を乗せブルガリアに向かっていた飛行機で31日、衛星利用測位システム(GPS)が妨害されたが同機は無事に着陸した。欧州連合(EU)報道官が1日明らかにした。

報道官は「GPS妨害を確認したが、飛行機は無事ブルガリアに着陸しました。ブルガリア当局からはロシアによる妨害ではないかとの情報を得ている」と述べた。

ロシア政府にコメントを求めたが、今のところ返答はない。

報道官はこれ以上の詳細を明らかにしなかったが、、今回の事件でEUのウクライナに対する防衛力強化と支援のコミットメントが強化されることになると語った。

ブルガリア政府は、南部の都市プロブディフに近づいた搭乗機びGPS信号が途絶えたため地上からの管制に切り替えたとの声明を発表した。

欧州委員長は、ロシアと国境を接するEU加盟国を4日間にわたり視察中だった。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

関連記事: