トランプ氏の政府系ファンド構想、政府機関の活用案浮上=BBG

 米国のトランプ次期政権は、米国際開発金融公社(DFC)を政府系ファンドのように機能させることを検討している。ブルームバーグが17日に報じた。写真はトランプ氏。ニューヨークで昨年9月撮影(2025年 ロイター/David Dee Delgado)

[17日 ロイター] - 米国のトランプ次期政権は、米国際開発金融公社(DFC)を政府系ファンドのように機能させることを検討している。ブルームバーグが17日に報じた。

元当局者や政権移行に近い関係者らの話を引用してブルームバーグが伝えたところによると、議論されている計画には、投資を活用してパナマとグリーンランドにおける米国の影響力を高める方法も含まれている。

トランプ氏は2024年9月にニューヨーク経済クラブで行った演説で、当選したら高速道路や空港など主要なインフラ整備プロジェクトを含む「国家の偉大な取り組み」に投資する政府系ファンドを設立すると述べていた。基金は「関税やその他の賢明な手段を通じて」創設されると述べたが、詳細は明らかにしなかった。

ブルームバーグによると、トランプ氏が次期国防副長官に起用すると発表したスティーブン・ファインバーグ氏とイーロン・マスク氏がDFCをより政府系ファンドに近い形で活用するための議論を主導している。

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