トランプ氏「ガザ住民追放せず」、方針修正示唆をハマスが歓迎

 3月12日、パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスのカッセム報道官は、トランプ米大統領がパレスチナ人をガザから移住させる方針の修正を示唆したことについて、歓迎の意を表明した。写真は、避難民が暮らすテントキャンプ。3月11日、ガザで撮影(ロイター/Dawoud Abu Alkas)

[カイロ 12日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスのカッセム報道官は12日、トランプ米大統領がパレスチナ人をガザから移住させる方針の修正を示唆したことについて、歓迎の意を表明した。

トランプ氏はこれに先立ち、アイルランドのマーティン首相とのホワイトハウスでの会談で、質問に答える形で「誰もパレスチナ人をガザから追放するつもりはない」と明言した。

カッセム氏は声明で、「トランプ氏の発言が、ガザ地区住民を追放するという考えの撤回を意味するのであれば歓迎する」と述べた。

「われわれ(ハマス)は、イスラエル占領軍に対し停戦合意の全ての条項の履行を義務付けることで、この立場を強化することを求める」と訴えた。

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A senior correspondent with nearly 25 years’ experience covering the Palestinian-Israeli conflict including several wars and the signing of the first historic peace accord between the two sides.

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