米ミシガン大消費者信頼感、4月速報値は悪化 1年先期待インフレは81年来の高水準

米ミシガン大学が11日発表した4月の消費者信頼感指数(速報値)は50.8と、3月確報値の57.0から低下し、市場予想の54.5を下回った。貿易摩擦激化への不安が背景。1年先の期待インフレ率は6.7%と、前月の5.0%から急上昇し、1981年以来の高水準に達した。(2025年 ロイター/Rachel Wisniewski)

[ワシントン 11日 ロイター] - 米ミシガン大学が11日発表した4月の消費者信頼感指数(速報値)は50.8と、3月確報値の57.0から低下し、市場予想の54.5を下回った。貿易摩擦激化への不安が背景。

1年先の期待インフレ率は6.7%と、前月の5.0%から急上昇し、1981年以来の高水準に達した。

消費者調査ディレクターのジョアン・スー氏は、4月速報値の低下が「年齢、所得、教育、地域、政治的立場を問わず、広範囲かつ一様だった」と指摘。ビジネス環境、家計、所得、インフレ、労働市場に対する期待が全て引き続き悪化したとし、「景気後退リスクを高める複数の警告サインが報告された」と述べた。

5年先期待インフレ率は4.4%。前月は4.1%だった。

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