米、ウクライナに34億ドルの追加財政支援 イエレン氏発表
バイデン米大統領は30日、ウクライナに対する25億ドルの追加軍事支援を発表した。ゼレンスキー大統領と、7月撮影。(2024年 ロイター/Leah Millis/File Photo)
[ワシントン 30日 ロイター] - イエレン米財務長官は30日、ウクライナに34億ドルの追加財政支援を行ったと明らかにした。
イエレン氏は声明で、支援は米国際開発庁、米国務省と連携して実施したとし、2024年ウクライナ安全保障追加歳出法に基づく最後の拠出だと述べた。
米当局者によると、今回の支援により、22年2月のロシアの軍事侵攻以降に米国がウクライナに対し実施した財政支援は300億ドル強となった。資金の大半は公務員への給与支払いなどを通じてウクライナ政府の運営を維持するために充てられている。
米政府はこれとは別に、侵攻開始以降、ウクライナに約614億ドルの軍事支援を行っている。
イエレン氏はウクライナが公的サービスを維持し、主権を守り続けるために同国への経済支援の継続が「極めて重要」だと述べ、支援削減の動きをけん制した。
「ウクライナの成功は米国の国益の中核だ」とし、「この取り組みを後退させてはならない」と訴えた。
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