R・マドリー、CL決勝T進出へ圧巻5発ゴールラッシュ!! ザルツブルク川村拓夢がパリSG戦に続き世界的メガクラブと対峙

[1.21 欧州CLリーグフェーズ第7節 R・マドリー 5-1 ザルツブルク]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は21日、リーグフェーズ第7節を各地で行い、MF川村拓夢所属のザルツブルク(オーストリア)がレアル・マドリー(スペイン)に1-5で敗れた。川村は0-5の後半37分から途中出場し、第6節のパリSG戦に続いて世界的メガクラブと対峙。もっとも敗れたチームは1試合を残して敗退が決まった。

 立ち上がりは戦前の予想に反し、ザルツブルクが優勢に試合を展開。前半10分にはMFジュード・ベリンガムのボールロストを突いたカウンターからマリ代表FWドルゲレス・ネネが持ち運ぶと、ゴール左斜め前でパスを受けた20歳のイスラエル代表FWオスカル・グローフが惜しい右足シュートを放ち、最初の決定機を作った。

 それでも前半23分、R・マドリーが最初のビッグチャンスで試合を動かした。MFダニ・セバージョスの縦パスがFWキリアン・ムバッペに入り、攻撃のスイッチを入れると、FWビニシウス・ジュニオールが左サイドを突破。クロスをベリンガムがかすかに触れ、軌道を変えると、最後は右の大外から飛び込んだFWロドリゴ・ゴエスがワンタッチで決めた。

 さらにR・マドリーは前半34分、今度は左に流れていたロドリゴが横パスをつけ、受けたベリンガムが鮮やかなノールックのヒールパス。これをワンツーの形で受けたロドリゴがそのまま右足ダイレクトで狙うと、絶妙なコントロールショットがゴール右隅に吸い込まれ、早くも2-0となった。

 後半もR・マドリーが止まらない。3分、ロドリゴからのパスを受けたムバッペが大きなトラップで急加速を見せると、一度は相手にカットされ、バックパスで回避されたが、ムバッペはそのままGKヤニス・ブラスビヒまでプレッシャーをかけてボールを奪取。最後は無人のゴールに蹴り込み、3-0とした。

 さらに後半10分、R・マドリーはMFルカ・モドリッチのスルーパスにビニシウスが抜け出すと、鋭いカットインから右足で突き刺し、4-0。ビニシウスはこれがR・マドリーでの公式戦通算100ゴール目となった。

 R・マドリーは後半19分、ベリンガムとセバージョスが下がり、大ケガから復帰したばかりのDFダビド・アラバ、19歳のMFアルダ・ギュレルを投入。同27分にはムバッペとロドリゴも交代し、18歳のFWエンドリッキとMFブラヒム・ディアスが入った。

 それでもR・マドリーの勢いは衰えず、後半31分にはMFフェデリコ・バルベルデのラストパスからビニシウスが決め、5-0に。直後にはDFアントニオ・リュディガーに代わってカスティージャ所属の20歳DFヤコボ・ラモンが投入され、欧州CLでトップチームデビューとなった。

 そうして迎えた後半37分、ザルツブルクは川村を投入。3-4-2-1の左シャドーのポジションに入った。すると同40分、川村が積極的にエリア内に入って相手の最終ラインを下げると、そのスペースに入ったMFマッズ・ビストルップが左足ボレーシュートを決めて1点を返す。

 さらに川村は後半45分、ビニシウスからのパスを受けたB・ディアスに自陣ペナルティエリア内でプレッシャーをかけると、クリーンにボールを奪ってピンチを回避。前回王者に対して堂々のプレーを見せた。だが、そのまま試合はタイムアップ。R・マドリーが4勝3敗の勝ち点12とし、決勝トーナメントプレーオフ出場権確保を決めた。●海外組ガイド●チャンピオンズリーグ(CL)24-25特集▶南野拓実や守田英正、久保建英ら日本代表選手が欧州最高峰の戦いに臨む!チャンピオンズリーグ&ヨーロッパリーグはWOWOWで放送・配信!

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