ビットコインが苦戦を強いられる3つの理由…もう「デジタルゴールド」ではない(海外)(BUSINESS INSIDER JAPAN)

ビットコインは、先日の混乱した売りの後、7万ドルを維持するのに苦労している。株式や貴金属などの他の資産は堅調だがが、ビットコインは下落を続けている。専門家は低迷するいくつかの理由を挙げている。 ビットコインは2月9日に7万ドルを回復した後にそれを維持できず、苦戦中だ。株式や貴金属は比較的堅調に推移しているが、ビットコインは低調のままだ。 【全画像をみる】ビットコインが苦戦を強いられる3つの理由…もう「デジタルゴールド」ではない 暗号資産(仮想通貨)市場に弱気な市場センチメントによる圧力がかかるなか、金融の専門家はビットコインがなぜ低迷から抜け出せないのか、頭を悩ませている。 アリアンツ(Allianz)のチーフ経済顧問であるエコノミスト、モハメド・エラリアン(Mohamed El-Erian)は、CNBCの2月9日のインタビューで、ビットコインの低迷は投資家層に何か変化が起きるまで続く可能性が高いと考えていると延べた。 「ビットコインの抜本的なテーマは、機関投資家による採用がゆるやかに継続していることだと思う。一時的な投資家ではなく、常連の投資家の基盤が、それを吸収できるほどに大きくなるまでは変動が続くだろう」 一時的な投資家は、ビットコインを短期的な投機対象と見ており、変動があればすぐに売却する。エラリアンの考えでは、投機的なトレーダーによってボラティリティが高まることでビットコインの安定性が失われる。 「人々は機関投資家による採用に飛びつき、それが多くの投機的投資家を引きつけ、その後、淘汰が起こった」と彼は語り、2025年に暗号資産を支えた機関投資家の採用というテーマについて触れた。その最大の事例は、ビットコイン現物ETF(上場投資信託)による幅広い採用だ。 暗号資産強気派であるアンソニー・ポプリアーノ(Anthony Pompliano)はCNBCに対し、ビットコインの現在の低迷をもたらした要因は複数あるとし、主たる3つの理由を挙げた。 1つめは、ビットコインが重要な閾値を超えると投資家が利益を確定し、逆風になる傾向があることだ。彼は2025年にビットコインが10万ドルを超えた時に売りの圧力がかかったことを指摘した。 2つめは、ビットコインの従来の金融に組み込まるようになってきたことだ。ポプリアーノは空売りやヘッジを行い、ビットコインの価格に対する投機を増やすことを可能にする複雑な取引の急増が、ビットコインの「バイ・アンド・ホールド」の投資対象としての立ち位置を危うくしていると語った。 3つめは、市場がインフレ率の低下を織り込んでおり、ビットコインの「デジタルゴールド」あるいは物価上昇に対するヘッジとしての魅力が低下していることだ。ポンプリアーノは、ゴールド(金)は依然として各国の中央銀行によって買われているが、ビットコインはそうではないとしている。 「ゴールドは誰が買っているのだろうか。それは中央銀行だ。そして中央銀行は基本的に、ドルだけではなく、あらゆる法定通貨から逃れようとしている。ビットコインは我々に『よく見て!今後2年はインフレは問題にならない』と言っているのだと思う」

Samuel O'Brient

BUSINESS INSIDER JAPAN
*******
****************************************************************************
*******
****************************************************************************

関連記事: