次長課長・河本準一さんが「うつ病」を公表、“顔つきや表情”の特徴・対処法を医師が解説(メディカルドック)

Q.うつ病の方の顔の表情の特徴を教えてください。 A.うつ病にかかると気分が落ち込みます。そのため、無表情でぼんやりとした表情など、感情の表出が乏しくなるのが特徴でしょう。うつ病の人の顔の特徴には、以下のようなものがあります。 ・無表情 ・ぼんやりしている ・作り笑いしているように見える ・悲しげで泣き出しそうに見える ・元気消失 ・顔色が悪い よく笑っていた方が笑わなくなったり、口角が下がったりするといった特徴もあります。笑っていたとしてもどこか不自然で、悲しげで泣き出しそうに見えることもあるかもしれません。夜眠れない・何度も起きるなどの症状から、目の下にクマができたり、顔色が悪くなったり、疲れた表情を見せることもあります。 Q.うつ病で表情に変化が表れる理由を教えてください。 A.うつ病にかかると脳の働き全般が本調子ではなくなるため、顔つきや表情にも以前とは違う変化が現れます。また、うつ病では感情を表に出すことが難しくなるため、顔から表情が消えたようになって無表情になります。何をしても楽しいと思えない無気力感から、ぼんやりした顔つきになることもあるかもしれません。このような脳機能全般の不調が、うつ病で顔つきが変化する主な理由と考えられるでしょう。 Q.うつ病の方の行動の特徴を教えてください。 A.うつ病は気分障害の一種で、脳の機能低下によって心身や行動にさまざまな症状が現れる精神疾患です。うつ病の方の行動には、以下のような特徴があります。 ・周りの人とコミュニケーションしなくなる ・仕事などでミスが増える、遅刻や欠勤が増える ・夜眠れなくなる、朝起きられなくなる ・アルコール、タバコなどに依存するようになる ・自宅に引きこもり外出しなくなる ・急に泣き出す、怒り出すなど感情の起伏が激しくなる うつ病は、適応障害のように「会社に行きたくない」といった何か特定のストレスが原因となって発症するわけではありません。自分でも原因がはっきりとはわからないまま、「何もやる気が起きない」「生きているのが辛い」といった言動も多くなるため、それに続く行動にも注意が必要です。早めに精神科・心療内科での適切な検査・診断が必要となります。 Q.うつ病の方がよく使う言葉の特徴を教えてください。 A.うつ病の方は何事も悲観的にとらえてしまいがちになり、生きることに意味を見出せずに「自分は不幸だ」「絶望的だ」など否定的な言葉をよく使うようになります。「絶対~だ」「~しなければいけない」「こうしなければだめ」 といった断定的な言葉使いも増えるでしょう。ネガティブで否定的な言葉・決めつけるような断定的な言葉のほかにも、視野が狭くなるため「わたしは」「ぼくは」「自分は」など一人称単数で話すことが多くなります。なかには、死を意識する方もおり、マイナスな言葉や消極的な言葉をよく使うようになるのも特徴でしょう。

メディカルドック
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