宇宙望遠鏡のチームプレイで観測した「ろくぶんぎ座」の銀河群【今日の宇宙画像】
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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:ESA/Webb)
今回は、ろくぶんぎ座の銀河群をご紹介します。
視野を埋め尽くすように輝く無数の天体、そのほとんどは銀河です。
画像中央やや下に集まっている、黄色っぽい色をしたいくつかの銀河は、銀河群を形成しています。
銀河群の銀河を発した光が地球へ届くまでには、70億年以上の時間がかかりました。
この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡とジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測データを使って作成されました。
実は、この2つの望遠鏡でも見えないものがあります。
次に掲載したのは、ヨーロッパとアメリカのX線宇宙望遠鏡(※)で得たデータを追加したバージョン。
紫色がX線のデータで、銀河群に存在する高温ガスの分布を示しています。
※…ESA=ヨーロッパ宇宙機関(欧州宇宙機関)のXMM-ニュートンと、NASA=アメリカ航空宇宙局のチャンドラ。
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡とジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が観測した「ろくぶんぎ座」の銀河群の画像に、X線宇宙望遠鏡の観測データを追加したバージョン(Credit: ESA/Webb, NASA & CSA, G. Gozaliasl, A. Koekemoer, M. Franco, and the COSMOS-Web team)】文/ソラノサキ 編集/sorae編集部