ロシア、新駐米大使にダルチエフ氏を任命 関係改善の兆し
ロシア外務省は28日、北米局長を務めるアレクサンドル・ダルチエフ氏を駐米大使に任命すると発表した。近日中にワシントンに着任する予定。同ポストは昨年10月に前任者が辞して以来、空席だった。写真は2024年11月25日撮影(2025年 ロイター/Dmitry Dukhanin via REUTERS)
[28日 ロイター] - ロシア外務省は28日、北米局長を務めるアレクサンドル・ダルチエフ氏を駐米大使に任命すると発表した。近日中にワシントンに着任する予定。同ポストは昨年10月に前任者が辞して以来、空席だった。
27日にトルコのイスタンブールで行われた会談で、米側がこの人事を承認したという。トランプ米政権がウクライナ戦争の終結を目指す中、両国間の改善の兆しとなる。
ダルチエフ氏は在米ロシア大使館で2度にわたり長期勤務し、2014年から21年までカナダ大使を務めた経歴も持つ。
これに先立ち、両国はトルコでの会談で、大使館や領事館の業務に影響する紛争に対処する措置について合意したと発表していた。ロシアはまた、戦争開始以来途絶えていた直行便の復旧を提案したという。
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