「触るのも怖い...」オフィスの冷蔵庫に出現した「衝撃的なモノ」を捉えた写真にSNS爆笑「これは気の毒」(ニューズウィーク日本版)
テキサス州のあるオフィスで、コーヒー用クリーマーを盗まれ続けてうんざりした職員が、冷蔵庫に「衝撃的なもの」を設置する事態に発展した。 【話題の写真】「触るのも怖い...」オフィスの冷蔵庫に出現した「衝撃的なモノ」を捉えた写真にSNS爆笑 ファーストネームのみを明かしたザックが勤務するのは、テキサス州フォートワースの巨大なオフィスで、約2万人が働いているという。 「どこのオフィスでも食べ物の盗難はあると思うが、自分の昼食が盗まれたことはこれまで一度もない。毎日弁当を持ってきているけれど問題はない」とザックは本誌の取材に語る。 ただ続けて、「コーヒーは家で飲むので、クリーマーの問題はピンと来ないな」とも述べた。 しかし、ザックのオフィスには、少なくとも同僚に私物を使われることに強い不満を抱く人物がいるようだ。ある日の勤務中、彼がオフィスの冷蔵庫を開けると、思わず二度見する光景が広がっていた。 冷蔵庫の中は一見すると普通で、アーモンドミルク、ヨーグルト、ミネラルウォーターが並んでいる。しかしその脇に置かれていたのは、透明のプラスチック製の金庫に収められた大型のコーヒークリーマーだった。ザックがその様子を撮影し、Redditに投稿すると写真は瞬く間に拡散した。
「うちのオフィスの誰かが、コーヒークリーマーを金庫に入れていた」との文言が添えられたこの投稿は、11万1000件ものアップボートを集め、コメントも数千件に上っている。 コメント欄では、この従業員の行動に否定的な反応はほとんどなく、むしろ支持する声が多かった。自分のオフィスでも食べ物を盗まれた経験を共有するユーザーが相次いだ。 「そこまでしなきゃいけないのが気の毒だ」 「自分は逆の方法を取った。コーヒークリーマーの代わりに『母乳』と書いた袋を置いた」 「妊娠中に出社していた頃、サンドイッチに『これを盗んだら、持ち主の妊婦が容赦しない』と書いた。産休前に冷蔵庫用の金庫なんて買う気はなかったけれど、誰かが他人の食べ物を少しずつかじっては戻す、ということを繰り返していた。人間って本当にひどい」 「これは気まぐれじゃない。ロックボックスを買わざるを得ない事情があったんだ」 「自分の名前を書けば解決すると思っていた。でもダメだった。油性マーカーで書いた自分の名前の横に、同僚が自分の名前を書き足していたことすらある」 ザックは本誌の取材に対し、冷蔵庫の中でクリーマーの位置が動いていることに気づいたと語り、「たぶん持ち主が金庫を開けて使っているんだろう」と述べ、「触るのも怖い。この人は明らかにこの状況にイラついている」と付け加えた。
昨年、イギリスのオフィス家具メーカー「ファニチャー・アット・ワーク」が労働者1000人を対象に実施した調査では、12%が職場で何かを盗まれた経験があると回答し、10%は文房具や食べ物、さらには現金まで、何らかの形で職場から盗んだことがあると認めていた。 そのうち「盗んだことがある」と答えた層の17%が、オフィスの食べ物を取ったと回答し、共同冷蔵庫から何かを持ち去ったと認めた人も約5人に1人に達していた。
レイチェル・オコナー