「スマホの時計がズレる」「ピーターという悪魔に殺されかけた」芸歴35年・チャンス大城の周りでは、なぜ不可解な現象が起き続けるのか?(集英社オンライン)

ーー電磁波? はい。たとえば以前、『アメトーーク!』で僕に2台のカメラが密着していたんですが、撮影中に突然1台が使えなくなって、同時に部屋の電気もパチンと消えちゃったんですよ。 それから、元プロレスラーの橋誠さんが世田谷・桜上水でやっているストレッチ専門店にもたまに行くんですけど、この前「大城さんが来ると、有線や電気、時計が止まっちゃうんですよね」って言われました。 それと僕のスマホ、2カ月に1分ずつ時間が早くなっていくんです。 ーーどういうことですか……? 何も設定していないのに、どんどん時計がズレていくんです。(スマホを取り出して)ほら。 ーー今「16時33分」なのに、チャンスさんのスマホは「16時48分」……。 こんな感じで、僕の周りでは機械の調子がおかしくなることが多いんですよ。バンド仲間からも「お前が来たらアンプが動かなくなった!」とか、よく言われますし。まあ、たまたまかもしれないですけどね。 ーーチャンスさんは“生き霊”をよく飛ばしているとも聞いています。 そうなんですよ。自分では出しているつもりはないんですけどね。 たとえば、2020年の『R-1グランプリ』準々決勝のとき。小さなミスで敗退してしまって……。本当は決勝まで行ける自信があったから、めちゃくちゃ悔しくて。怒りの矛先もわからないまま、家でひたすら忘れようとしていたんです。 そしたら後日、友人やスタッフから「大城さん、なんで会場に来ていたんですか?」って言われて。僕、準決勝の会場には行ってないのに、どうやら舞台裏に“いた”らしいんですよね。 あと、これも書籍に書きましたけど、ジャンボたかお(レインボー)も整体院で僕の生き霊を見たって言っていました。行ったことのないお店なのに。

ーーこれまで、霊的なことで命を落としかけたことはありますか? ありますよ。「ピーター」に出会ったときなんか、マジで殺されるかと思いました。あれは本当に怖かった……。 ーーピーター? さっき話した、定時制高校時代の同級生の家に遊びに行ったときの話です。 その家に行ったら、真冬なのに台所の窓がずっと開いていて。僕が「閉めませんか?」って窓に近づいたら、オレンジ色の影がシュッ! と出てきたんですよ。 びっくりして、「今の、なんですか?」って聞いたら、「お前にも見えたんやな」って。同級生いわく、「あそこは妖精の通り道。妖精ってな、実は人の気を吸う悪魔なんや」と。 で、後日またその家に行ったとき、同級生がちょっと家を離れて、僕ひとりで留守番していたんです。なんか気配を感じて、ふと冷蔵庫の上を見たら……全身緑色の、ガーゴイルみたいなやつが座っていたんですよ。 そいつが、「グァァァァァァァァァァァァ……」って、すごい声で鳴いていて。僕、もう「うわ、殺される!」ってなって、「お前……誰や!?」って叫んだんです。そしたら「ピィーーーーターーーーやぁーーーーー!!!」って。結局殺されずに済んだんですが、「なんで関西弁やねん……」って思いましたね。 ーーピーターは、ご当地の言葉を使うんですね(笑)。 そういうこともあって、当時の軽音部で「ピーター」っていうロック調の曲を作ったんですよ。「ピーター! ピーター! 俺は見たぞ、ピーター!」っていうやつで(笑)。文化祭で披露したんですけど、まったくウケませんでした。やっぱり文化祭はLUNA SEAとか、ベタな曲のほうがいいですね(笑)。 ーー書籍の最後には、なぜチャンスさんが霊に取り憑かれやすいのか、霊媒師の相澤観聖先生が鑑定していましたね。その中で「お母様の先祖に何かある」と言われていましたが、過去について何か聞き出すことはできましたか? いえ、まだ聞けていないんです。うちの母親、過去を嫌っていて、お墓の場所さえ教えてくれないんですよ。 それで先日、門前仲町の深川不動堂に行ってきました。あそこは、お墓参りに行けなくても先祖の供養をお願いできるって聞いたので。 そしたら後日、知り合いのスピリチュアルな方から「最近、不動明王のところに行った?」って聞かれて。「なんで知っているんですか?」って言ったら、「今、あなたの背中に乗っているよ」って……でも僕、クリスチャンなんですよね(笑)。 取材・文/毛内達大 写真/石田壮一

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