米ミネソタ州の学校で銃乱射、8歳と10歳の児童死亡 容疑者は自殺

米中西部ミネソタ州ミネアポリスにあるカトリック系小学校で27日、銃乱射事件が発生した。写真は現場付近で同日撮影(2025年 ロイター/Tim Evans)

[27日 ロイター] - 米中西部ミネソタ州ミネアポリスにあるカトリック系の学校で27日、銃乱射事件が発生した。地元当局者によると、8歳と10歳の児童2人が死亡し、17人が負傷した。容疑者は自殺した。 同校では26日から新学期が始まったばかりで、事件当時、生徒らは朝のミサに出席していた。

当局は襲撃犯を、近くに住むロビン・ウェストマン容疑者(23)と特定。ライフル、ショットガン、ピストルを所持し、教会の窓から内部に向けて数十発発射したという。目立った犯罪歴はなく、警察が動機を調べている。裁判記録によると、容疑者は女性であると自認していたため、2020年にロバートから改名した。 ミネアポリス警察署長は記者団に対し「罪のない子どもたちや礼拝に訪れた人々に対する意図的な暴力行為」と非難した。

連邦捜査局(FBI)のパテル長官は、この事件は「国内テロ行為」およびカトリック教徒を狙った憎悪犯罪(ヘイトクライム)として捜査中だと述べた。 同校には約395人の生徒が在籍している。 トランプ米大統領は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、連邦捜査局(FBI)が現場入りしたとし、ホワイトハウスは状況を監視していると述べた。 警察当局によると、ミネアポリスでは26日午後以降、他にも3件の銃撃事件が発生し、3人が死亡。ただ、27日の乱射事件との関連はないもよう。 学校で発生した銃撃事件に関するデータベースによると、全米の小中学校で今年発生した銃撃事件は140件を超える。

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