【○虎将トーク】阪神・藤川監督、門別は「安藤コーチと私がお話をして…」チップ直撃梅野「お医者さんに聞いてください」

プロ初勝利を挙げた阪神・門別啓人を祝福する藤川球児監督=東京ドーム(撮影・松永渉平)

(セ・リーグ、巨人0ー1阪神、3回戦、阪神3勝、6日、東京D)阪神が単独首位に浮上。2023年8月8ー10日以来の東京ドームでのカード3連勝を飾った。3年目の先発門別啓人投手(20)は自身最長の5回⅔を投げ、9度目の登板で初勝利を飾った。2番手育成D1位・工藤泰成投手(23)=四国IL徳島=が門別降板時の六回2死一、三塁で甲斐拓也捕手(32)から空振り三振を奪った。七回から石井大智(27)、桐敷拓馬(25)の2投手がつなぎ、九回は岩崎優投手(33)が締め、4セーブ目。打線は四回2死満塁で選んだ前川右京外野手(21)の押し出し四球による1点のみ。チームは2安打で今季初の「1ー0勝利」。藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り(成績=5勝3敗1分、観衆=4万1871人)。

★テレビインタビュー編

ーー投手陣で守り切った

「そうですね。ブルペンがチームの心臓ですし、本当にそう思い続けていますけど、いいチームワークで、この3戦、きれいにハマりました」

ーー門別がプロ初勝利

「もしかしたら最後まで行けるんじゃないか、という思いもあるぐらいの投球内容で、オープン戦を含め点もほとんど取られていませんでしたから、行けるんだろうけど、今日は申し訳ないと言いますかね。でも勝ちましたね。素晴らしい」

ーー六回2死一、三塁で工藤

「見事に工藤がハマってくれたと言いますか、門別の投球テンポから工藤はすごくいいリズムにハマりました」

ーー門別は次も楽しみ

「本当にこのまま上って行くんじゃないか、と思っています。安定感があって、素晴らしいです」

ーー七回は石井が3連投

「元々連投に制限は持っていなくてですね、日曜日で、どうしても勝ちたいですから、勝てるとことは取り切れたので、みんなが報われましたね」

ーーブルペン陣への信頼の厚さ

「もちろん今までの投手陣もそうですけど、岡留や漆原やというところで、数を増やしているところですから。そういう展開が来れば、さらにチーム力は上がっていくというか、まだまだ作っている途中です」

ーー巨人相手に3連勝

「押し出しの1点でゲームが決まるほど野球は甘くないので、ラッキーだった。これから大変ですね」

ーー勢いに乗って甲子園開幕

「このブルペン陣の頑張りを見て、才木が頑張ってくれると思いますから。いい形で甲子園に帰ります」

★囲み編

ーー3試合を通じて、いい形で進められた

「これまでも形はできつつありましたけど、噛み合わせですので。我慢するしかない。チームというのは噛み合ったり、噛み合わなかったりということは、相手チームも、お互いにありますから。ハマればどちらかが勝つのがゲームですから。ただそれだけだと思います」

ーー門別は持ち味を発揮した

「前半、少し脱力がちょっと強かったので、少し安藤(投手チーフ)コーチと私がお話をして、ピッチングフォームを、立って投げようじゃないか、というところから、変化球で空振りが奪えるようになった。こちらから見ていて、モーションが…それがすぐに功を奏して、モーションが変わりましたからね。すごく良かったですね」

ーー工藤の存在感が日に日に増している

「一番使いたいところで、今日はタイミング良く回ってきましたね。それこそ、運が良かったというかね、そういう巡りになったというところ」

ーー工藤は今後も、あのような場面で起用

「ああいう場面を待っていたところがある。良かったです」

ーー七回の石井のバントの処理(無死二塁からバント処理後、二走の三進阻止)も、細かいところの積み重ねか

「ボールの切れがあるピッチャーですから、正面にゴロが転がったりという確率は高いので、相手チームも難しかったのだと思いますね」

ーーファウルが左手首付近に直撃した梅野の状態は(七回1死一塁でチップを左手首付近に受け、八回に交代)

「状態は分かりません。お医者さんに聞いてください。レントゲンを見ないと分からないですし、また明日、明後日になってから」

ーー押し出し四球のシーンは

「走塁に非常に力を入れていますから。動こうか、動かないのか、(相手投手が)ジリジリとなったのかも分からないですし。まだ始まったばかりですし」

ーー富田の抹消

「今はその頭がないので。また今度で」

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