HECTD2とAKAP11における稀な機能喪失型変異が双極性障害のリスクに

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202503266303-O2-v98c3X9w】 アムジェン(Amgen inc.)社の子会社デコード・ジェネティクス(deCODE genetics)社の研究者は、本日発行の国際学術誌『Nature Genetics』誌にて、2つの遺伝子における稀な機能喪失型変異と双極性障害との関連性を明らかにしました。 レイキャビク(アイスランド), 2025年3月25日 /PRNewswire/ -- 双極性障害は、極端な気分の変動、躁病や軽躁病の発作や鬱病症状の発現を特徴とします。これは遺伝性が高く深刻な症状であり、治療を受けない場合、自殺率が高まります。この疾病の治療には複数の気分安定剤を使用しますが、双極性障害の薬物治療には困難な副作用が伴うことがあり、治療法の改善が喫緊の課題とされています。   Rare loss-of-function variants in HECTD2 and AKAP11 confer risk of bipolar disorderゲノムワイド関連解析(GWAS)により、双極性障害を含む精神疾患のリスクに関連する数百のバイオマーカー(DNA配列の変異)が特定されるなど、この15年間で大きな進歩が見られました。これらのバイオマーカーは、それぞれが小さなリスクを持つ一般的な変異を表していますが、それらが重なり合うことで、精神疾患の特性や障害における差異の相当な部分を占めるようになりつつあります。遺伝子の機能喪失を引き起こすことが予測される変異は稀である傾向にあるものの、その根底にある生物学に関する情報提供において大きな可能性を秘めています。 

稀な機能喪失型(LOF)変異に含まれる情報を活用するため、研究者はアイスランドと英国バイオバンクの全ゲノムシーケンスデータにおけるLOF変異の遺伝子ベースの集積と、Bipolar Exomes研究(BipEx、www.bipex.broadinstitute.org/results)を用いて再現し、さらなるメタ分析に向けた取り組みを行いました。この研究により、2つの遺伝子(HECTD2およびAKAP11)におけるLOF変異と双極性障害との関連性が明らかにされました。双極性障害との関連性はいずれも目新しいものですが、AKAP11は以前から精神病や統合失調症との関連性が指摘されていました。 

AKAP11はタンパク質キナーゼA(PKA)の調節サブユニットが結合するアンカリング・タンパク質をコード化しており、これによりPKAは特定の細胞位置に限定されます。HECTD2は、タンパク質に複数のユビキチン基を付加するE3ユビキチンリガーゼをコード化しているため、プロテアソームによる分解の標識となります。AKAP11とHECTD2の産物は、双極性障害の治療に最も有効な気分安定薬であるリチウムによって阻害されるタンパク質、GSK3βと相互作用します。このような結果は双極性障害における特定の細胞経路の機能不全を示唆しており、AKAP11とHECTD2の遺伝子産物、およびGSK3βを、双極性障害の新たな治療法を模索する上で有望な対象物として位置づけるものです。  アイスランドのレイキャビクに本拠を置くdeCODE遺伝学は、ヒトゲノムの解析と理解における世界的なリーダーです。独自の専門知識と人口資源を活用して、deCODEは数十種類の一般的な病気の遺伝的リスク因子を発見しました。病気の遺伝的性質を理解する目的は、その情報を活用して疾病の診断、治療、予防の新たな方法を創出することです。deCODE geneticsは、アムジェン(Amgen)の完全子会社です。

動画 - https://mma.prnasia.com/media2/2648654/deCODE_genetics_1.mp4

写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2648485/deCODE_genetics_2.jpg?p=medium600 ロゴ - https://mma.prnasia.com/media2/1535464/5231224/deCODE_genetics_Amgen_Logo.jpg?p=medium600

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