アマゾンが新音声サービス発表、生成AI導入で機能大幅刷新

 2月26日、米アマゾン・ドット・コムは、新たな音声サービスアシスタント「アレクサ+」を発表した。写真は、アマゾンのデバイス発表会で表示された同サービスのロゴ。同日、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

[26日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム(AMZN.O), opens new tabは26日、新たな音声サービスアシスタント「アレクサ+」を発表した。生成人工知能(AI)導入により、2014年に投入した「アレクサ」の機能を初めて大幅に刷新した。

デバイス&サービス部門を統括するパノス・パネイ氏はニューヨークで開催した発表イベントで「アレクサはあなたの生活におけるほぼ全ての器具、あなたの日程、スマートホーム、好み、あなたが使うデバイス、あなたとつながりがある人々、あなたが好きなエンターテインメント、利用する多くのアプリや必要なサービスを把握している」と説明した。

アレクサ+はレストランの予約や時間設定でのテキスト送信、他のアマゾン製品との連動によるカメラ映像の録画送信なども可能。複数の連続した指示に対して適切に応答できるほか、利用者の直接指示なしで自律的に行動する「エージェント」の機能も備える。

アレクサ&エコー部門のバイスプレジデント、ダニエル・ローシュ氏によると、アレクサ+の構築には新興企業アンソロピックが寄与した。アマゾンはアンソロピックに80億ドルを出資している。

利用料金はプライム会員ならば無料、同会員以外は月額19.99ドルに設定された。3月から一部で利用可能となり、その後順次提供地域を拡大する計画だ。

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Greg Bensinger joined Reuters as a technology correspondent in 2022 focusing on the world's largest technology companies. He was previously a member of The New York Times editorial board and a technology beat reporter for The Washington Post and The Wall Street Journal. He also worked for Bloomberg News writing about the auto and telecommunications industries. He studied English literature at The University of Virginia and graduate journalism at Columbia University. Greg lives in San Francisco with his wife and two children.

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