トランプ氏、エネルギー非常事態宣言へ 価格低減目指す=当局者
トランプ次期米大統領はエネルギーに関する国家非常事態を宣言する大統領令に署名すると、次期政権当局者が20日明らかにした。19日撮影(2025年 ロイター/Brian Snyder)
[ワシントン 20日 ロイター] - トランプ次期米大統領はエネルギーに関する国家非常事態を宣言する大統領令に署名すると、次期政権当局者が20日明らかにした。「手頃な価格で信頼できる米国のエネルギーを放出する」ことが目的という。
当局者は原油価格に具体的な目標はないものの、エネルギー価格の低減を図ることが狙いという認識を示した。
トランプ氏はさらに、米エネルギー安全保障にとって極めて重要と位置付けられるアラスカ州に焦点を当てた大統領令にも署名する。これに伴い、液化天然ガス(LNG)の輸出が認可される可能性がある。
当局者はいずれの措置についても詳細は明らかにしていないものの、大統領令が「煩雑な手続きや負担、規制」を減らし、米国のエネルギー生産促進や米消費者のコスト軽減につながるという認識を示した。
また、電気自動車(EV)普及やエネルギー効率化などに関するバイデン政権の取り組みを覆すことを目指し、EV販売義務化は撤廃されるだろうと述べた。
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