NASを持ち歩く? 「ポータブルNAS」がさすがに衝撃的

Photo: 照沼健太

「NASって、家でホコリかぶるやつじゃないの?」

「NAS」って聞いて、どんなのを思い浮かべますか? HDDがいくつも繋がったようなデカい箱。いくつもランプがピカピカ光ってて、さながら小さなサーバーって感じのやつ、じゃないでしょうか?

──そもそもNASとは?

自宅やオフィスに“自前クラウド”をつくれるプライベート・ストレージサーバーのこと。たくさんのデータを保存しておく必要があるフォトグラファーやYouTuberなどのクリエイターを中心に活用が広がっています。便利だけど据え置き&有線接続が前提……そんな常識をくつがえす新顔が、ここに来てしまいました。

ちょっと大きめのモバイルバッテリーやポータブルなHDDにしか見えない、ワイヤレスで使える信じられないNAS。それがUnifyDrive UT2

手のひらサイズ。でも、こいつ、中身はガチのハイスペックNASなんです

CPUもAIもモリモリで、HDMI出力までできるヤバいやつ

2019年に米国で創業したストレージ×AIのブランドUnifyDriveは、海外クラファンで累計1.5億円超を調達し、5月28日の日本上陸(Makuake)では開始1週間で4,000万円を突破。今、世界中のクリエイターが注目しているブランドです。

そしてこの「UnifyDrive UT2」というか、高性能なNASというより、むしろ「小型PCなのでは?」って勢いです。ちょっとスペックを整理しただけでも、ただものじゃないことがわかるはず。

8コアCPUで、8K動画もサクサク

・6TOPS NPUを搭載しAIがデータを自動整理。しかも顔認識やキーワード検索は“完全ローカル”処理されるのでネット不要でAIが走る!

・SD/TF/CFeカードは本体に差し、ボタンひとつで同期可能! 主要なクラウドサービスとも自動で同期

HDMI/USB-C(DP Alt対応)端子から、動画やプレゼン資料もPC不要でモニター投影可能(リモコン付属)

・AP/Wi-Fi/USB直結/有線LANの4モード対応で、どこでもNASになれる

最大16TB対応、RAID1で二重保存も(※SSDは付属しません。市販NVMe SSDを最大8TB×2まで換装可)

UPS内蔵で停電しても30分は猶予あり

・モバイルバッテリーを使えば数時間動く省電力設計

・重さはわずか306g

ハイスペックなのに、使い方が簡単すぎる

個人的に一番感動したのはこれ。「シンプルな使い勝手」です。

どんなにハイスペックでいろんなことができたとしても、操作や接続が煩雑だと使わなくなってしまいますからね。

でも、「UnifyDrive UT2」はシンプル。とにかく多機能&高性能なのに、そこにあるだけで、ほとんどの機能が使えるんです。

まず、データの格納が簡単。SD/TF/CFeカードのバックアップは、カードを差してボタンひとつで完了。ネットがなくてもデータ保存OKです。さらにはUSB-CでPCやスマホと直結すれば、外部ストレージとしても機能します。

わずか306gの軽量ボディーなので、ポータブルHDDを持ち出す感覚でNASを携帯できるってわけです。

また「UnifyDrive UT2」自体がアクセスポイントになる「APモード」を使えば、ネットがない環境でもデバイスと直接ワイヤレス接続が可能。スマホから専用アプリに接続すれば、AIによって自動分類された写真を確認できます。

ここまでワイヤレスに、フットワーク軽く使えるNASがあるなんて。まさに「持ち歩けるクラウド」です。

モバイルバッテリーと「UnifyDrive UT2」を組み合わせて使えば、ロケ撮影やアウトドアシーンでも大活躍。

さらに、撮影した動画や写真をその場で「UnifyDrive UT2」本体のHDMI端子から出力してディスプレイに投影することもできます。外出先でバックアップした後、そのままデータのチェックまでを流れでできてしまうのはこの製品ならでは。

AI検索はローカルで動作しているので、ネット回線がない状態でも探したい写真をすぐに見つけられます

また、仕事での活用はもちろんですが、たとえばキャンプ場にプロジェクターと一緒に持っていって“野外シアター”のように使うのもアリでしょう。ちなみにリモコンもちゃんと付属してますよ。

その後ネットがある環境に戻れば「UnifyDrive UT2」からGoogleドライブやOneDriveなどのクラウドサービスに直接バックアップすることもできますよ。これで大切なデータは二重〜三重バックアップで安心・安全です。

「とりあえずUT2へ」が合言葉に。すべてが一台で完結するスマートさ

ここまで紹介してきたように「UnifyDrive UT2」は、まさに「これ1台持っておけば安心」なガジェットです。

最大16TBの大容量&高速SSDに、ワイヤレスアクセス&オンライン自動バックアップ可能なNAS機能、しかもそれらが電源ケーブル不要でモバイルバッテリーで駆動できるんですから。

さらに「UnifyDrive UT2」はUPSバッテリーを内蔵しており、約30分の単体駆動が可能。万が一の停電やモバイルバッテリーの接続解除の場合も、安心してデータ保護ができるようになっています。

AIを搭載したハイテクNASを、アウトドア/サバイバルギアのような堅牢さで運用できる「UnifyDrive UT2」。

写真でも動画でも、撮影から編集、バックアップまでもが、この小さなNAS一台あれば完結できる。多くのクリエイターにとって必須のアイテムとなりそうです。

またセキュリティも充実。ファイルの暗号化やユーザーごとのアクセス権限設定に加え、「UnifyDrive UT2」は“自分だけのクラウド”──パブリッククラウドと違いデータは外部サーバーを経由しません。 さらにAI処理も本体完結なので、分析用に画像が外部へ送られる心配ゼロ。セキュリティに人一倍気を遣うプロフェッショナルにも最適です。

「置くNAS」ではなく、アクティブに「使うNAS」という発想

UnifyDrive UT2」は、「NASは家に置いて使うもの」という前提をくつがえす製品です。

高性能CPUとAIを搭載し、ネットも電源もない場所でもフルに活用できるこのポータブルNASは、撮影やビジネス、外出先での作業をより効率的に、より安心してこなせる新しいストレージ体験を提供してくれます。

Image: UnifyDrive

物価高や為替の影響によって、クラウド利用料も不安定な時代。

買い切りのNASを導入し、クラウドサービス以上の利便性を手にいれるという選択肢は大アリだと思います。

しかも、そのNASが電源供給状況やネット環境にも柔軟に対応できる製品だったら……?

最高じゃないですか。

Source: UnifyDrive

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