《栃木強盗殺人》日常的に暴力を受けて支配…実行犯の16歳兄が証言した「悪夢の出会い」(文春オンライン)

 このBはSNSで「闇バイト」に応募し、他の高校生らを今回の事件に誘い入れた張本人でもある。以前から竹前夫婦とも面識があったという。Aの兄が明かす。 「AはBに従うしかなかったのだと思います。2人は昨年、高校で同級生になったことで知り合い、当初はAも『友だちができたんだ』ってBのSNSを見せてきて、本当に嬉しそうだった。今までああいう顔見たことなかったから、俺も最初は安心したんです。しかし、関係性は徐々に変わっていった」

 Aは相模原市で生まれ、5人きょうだいの次男として育った。勉強が苦手で、人付き合いがうまい方ではなかったというが、バイトで初めて稼いだ給料で兄の娘にプレゼントを買ってくるなど優しい一面のある子だったという。 「娘に『バイトで初任給入ったから』ってたくさんお菓子を買ってきてくれた。俺にも『いつもありがとう』って言ってね。娘もめちゃくちゃ喜んでいたし、懐いていました。自分の気持ちを伝えるのが下手で、周りにすごく気を使うシャイな子でしたが、中学までは得意なことも多くて楽しそうに過ごしていた」(同前)   兄がいうように、中学の同級生もAに対して同じ印象を抱いていたという。 「とてもいいやつでしたよ。バカで天然な愛らしいキャラで、インスタのアカウントの作り方がわからなくて、お母さんに作ってもらったんだということもありましたね。スマホゲームがプロ並みに上手で、学校中の友人を誘って『荒野行動』を流行らせていました」  Aは運動神経が良く、体力テストの握力測定では50キロをたたき出し、「化け物だ!」と同級生を驚愕させたこともあったという。 「ただ、人気者というよりかはいじられキャラでした。そんな一面からお金をたかられていた時期もありました。1000円ちょうだいと言われてほんとにあげちゃうような。何が悪いことなのかわからず、善悪の区別がついてなかった」(同前)  その後、高校に進学したAはBと知り合い“悪ガキ”へと変貌していく——。 ◇  Bと出会い、Aはどう変わったのか。兄が弁護士から聞いた、Aによる犯行の驚くべき詳細とは。そして事件の日、兄だけが感じ取っていたAの“異変”——。この記事の続きは「 週刊文春 電子版 」で配信中。さらに別の記事では、事件の“指示役”である竹前海斗容疑者や美結容疑者の学生時代ついても詳報している。

「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル

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